【リアルをお届け】個人貿易商の平均年収とは！始めるメリットや儲けるコツを解説
「個人貿易ビジネスはどのくらい稼げる？」
「これから始めても儲けられる？」
「始め方を知りたい」
輸入初心者
このような疑問にお答えします。
今まで貿易ビジネスを行ったことがない方は、どのくらいの年収を得られるのか理解しにくいですよね。輸出入をするため、国内転売とは違う費用が発生し、思うように利益を上げられない方も多いです。
しかし、個人貿易商は世界中の広いマーケットに販売できるため、国内転売より高い利益を得られる可能性があります。
そこで、今回は以下の内容について解説していきます。
個人貿易商はコツを掴めば、主婦でも学生でも誰でも始められるビジネスモデルです。上級者になれば月100万円以上稼ぐ人もいます。
この記事を読むと個人貿易商の年収がわかりますよ。年収を高めるコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください！
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【ケース別】個人貿易商の平均年収
個人貿易商の年収は、レベルによって異なります。
こちらでは平均年収をケース別で解説していきます。
- 初心者
- 中級者
- 上級者
それでは見ていきましょう。
1.初心者
個人貿易商の初心者の年収は10〜50万円程度です。月収にすると月1〜10万円程度になります。
初心者の場合は、始めたばかりの方が多く、個人貿易商の作業に慣れていない傾向にあります。
どうしても上級者に比べると、作業時間が取れなかったり、売れる商品のリサーチが足りなかったりして、中々大きな利益が得られません。
また初心者の場合は、副業で始める方が多いです。本業以外の時間や、家事の隙間時間などを利用して行なっています。
2.中級者
個人貿易商の中級者の年収は、100〜600万円程度です。月収にすると月20〜50万円程度になります。
中級者では、ある程度個人貿易商の作業に慣れ、作業効率がアップします。
売れている商品のリサーチができ、販売数も増えることから初心者より年収が上がるでしょう。
中級者は副業から専業まで幅広い方がいます。
3.上級者
個人貿易商の上級者には、年収1,000万円以上を稼いでいる方がいます。月収にすると約100万円以上稼いでいることになるのです。
上級者になると自分だけでなく外注も活用しながら、効率よく大量の商品を売買しています。中級者よりも作業効率が良いため、年収が高いです。
個人貿易商の上級者は専業で行なっている傾向にあります。貿易ビジネスに使える時間が多く、その分稼げる金額も大きくなります。
個人貿易商を始める4つのメリット
個人貿易商が気になっている方のために、始めるメリットを4つ紹介します。
- ライバルが少ない
- 商品の希少性が高い
- 少ない初期費用で始められる
- 利益を出しやすい
それぞれ参考にしてみてください。
1.ライバルが少ない
個人貿易商は商品の輸出入を行うので、国内転売ビジネスよりもライバルが少ないです。
個人貿易商では商品の仕入れや販売をするために、外国人と取引することになります。「自分は英語が苦手だから辞めておこうかな」というように、言語の壁を感じて参入しづらいです。
一方で国内のせどり・転売は誰でも気軽に始められる分、ライバルが多くいます。販売する商品が似通ってしまう問題があり、なかなか売れないリスクがあります。
個人貿易商であれば、参入している方が少ないため、大きく稼げるチャンスが広がっているでしょう。
2.商品の希少性が高い
輸出ビジネスをする場合、日本製品は海外で人気が出やすいです。海外では日本製品を気軽に購入できないため、希少性が高くなります。
輸入ビジネスも同様に、海外の商品を国内で販売するため、流通量が少なく希少性が出やすいです。
そのため、需要がある商品をリサーチできれば、売れやすくなるでしょう。
3.少ない初期費用で始められる
個人貿易商はパソコンとインターネット環境があれば、すぐ始められます。少ない初期費用で始められるのが個人貿易商の特徴です。
商品の仕入れや販売はパソコン1台ででき、発送は自宅に収集しにきてもらうか、近所の運送会社に持ち込むだけです。
特別難しい作業はなく、パソコンとインターネット環境さえ準備できれば、個人貿易商を始められます。
4.利益を出しやすい
個人貿易商では国内だけでビジネスを行うより、商品の価格差で利益を出しやすいです。
輸出ビジネスの場合、日本製品は海外で人気があるので、国内よりも高値で売れる可能性があります。さらに輸入ビジネスでは、同じ商品でも国内より海外のほうが安く仕入れられるケースがあります。
そのため、個人貿易商は商品によって、大きな利益を得られるでしょう。
個人貿易商で年収を高める5つのコツ
個人貿易商で利益アップして、年収を高めるコツは以下の5つです。
- 貿易ビジネスの目標を決める
- 売れている商品をリサーチする
- 利益計算をしてから販売する
- 多めの初期費用を用意する
- 継続してビジネスを行う
順番に見ていきましょう。
1.貿易ビジネスの目標を決める
個人貿易商を始める際は、目標を決めるのが重要です。貿易ビジネスの目標が定まると、達成するための計画やアクションプランが見えてきます。
少しずつ目の前のアプションプランをクリアしていくことで、最終的な目標を達成できるのです。
もし何も目標を決めずに貿易ビジネスを行うと、自分のやるべきことがわからず、成果につながりにくい行動をするリスクがあります。
そのため「半年後に月50万円稼ぐ」「半年後には個人貿易商で独立する」などの目標を決めましょう。月50万円稼ぐのであれば、利益1万円の商品を50個販売するといった計画が立てられます。
2.売れている商品をリサーチする
個人貿易商で売上を獲得するなら、売れている商品のリサーチは欠かせません。どんなに良い商品を仕入れたとしても、売れなければ意味がなく、在庫として残ります。
とくに個人貿易商を始めたばかりの方は、どんな商品が売れるのかリサーチするのは難しいかもしれません。
まずは売れている人を参考にしてみると、需要がある商品の傾向が把握できます。同じような商品を仕入れて販売すれば、ある程度は売れる可能性があるでしょう。
時間をかけても良いので、リサーチを徹底して行なってみてください。
3.利益計算をしてから販売する
商品を販売する際は、しっかり利益計算をしてから販売しましょう。個人貿易商は商品の輸出入を行うため、国内よりも送料が高くなったり、関税がかかったりするためです。
必要な経費を計算せずに商品を販売すると、少ない利益しか獲得できないかもしれません。さらに最悪の場合、赤字になることもあるでしょう。
そのため、仕入れにかかった費用を全て算出した後、どのくらいの利益が欲しいのかを計算してみてください。しっかり利益が取れる価格で販売すると、納得の取引ができます。
4.多めの初期費用を用意する
個人貿易商では初期費用の価格が多いほど、仕入れられる商品の数量が増えます。販売できる商品が多く、売れたら大きな利益を狙えるのです。
一方で初期費用が少ないと、仕入れられる商品が限られるため、売れても利益を獲得しづらいです。
例えば利益が1,000円の商品を1万円で1個仕入れた場合と、10万円で10個仕入れた場合だと、後者のほうが全て売れたときの利益が9,000円多くなります。
個人貿易商を始める際は、できる限り初期費用を用意しましょう。
5.継続してビジネスを行う
個人貿易商は初めてすぐに結果が出るわけではありません。継続して行うことで、アカウントの実績や信頼が増えて、少しずつ売れるようになります。
始めたばかりの段階で、売れないと言って辞めてしまうと儲からないでしょう。
そのため、少しずつでも良いので、コツコツ継続して個人貿易商を行うことが成功につながります。
個人貿易商（輸出・輸入）の始め方5ステップ
初心者が利益を得るための、個人貿易商の始め方は以下の5ステップです。
- リサーチして販売する商品を決める
- 商品を仕入れる
- 商品を販売する
- 売れたら梱包して発送する
- 入金を確認する
始め方は基本的に通常の転売・せどりと大きく変わりません。
1.リサーチして販売する商品を決める
まず商品をリサーチして、販売するものを決めましょう。個人貿易商で利益を獲得するなら、売れる商品をリサーチするのが重要です。
需要がない商品を仕入れても、売れず在庫として残ってしまいます。
輸入ビジネスであれば、国内のフリマサイトやネットオークションなどで、売れている商品をリサーチしましょう。
輸出ビジネスであれば販売先が海外なので、越境ECやネットショップなどでリサーチします。
サイトの検索で売り切れ商品を探してみると、需要があるものを見つけられるでしょう。
2.商品を仕入れる
販売する商品が決まったら、仕入れを行います。輸出なら国内からで、輸入なら海外から商品を取り寄せましょう。
商品を仕入れる際は、できる限り価格差を見込めるものにするのが重要です。仕入れ値と販売価格の価格差があるほど、利益が増えます。
仕入れサイトによっては、セールやキャンペーンを実施していることがるので、活用すると安く購入できる可能性もあります。
3.商品を販売する
商品を仕入れたら販売してみましょう。輸出ビジネスなら海外版のAmazonやeBayなどを利用すると、ユーザー数が多いので売れる確率が高まります。
輸入ビジネスならメルカリやヤフオク!などが、販売先として挙げられます。
商品を出品する際は1つのサイトだけではなく、複数のサイトを活用しましょう。ユーザーの閲覧数が増えて、1つのサイトで出品するより売れやすいです。
4.売れたら梱包して発送する
商品が売れたら梱包して、購入者の住所宛に発送します。
とくに輸出する際は国際配送になるので、国内よりも送料が高くなります。各社の料金を比較して安い運送会社に依頼してみてください。
また、可能性は少ないですが、配送中に商品が破損・紛失ケースもあります。追跡サービスを付帯したり、梱包を頑丈にしたりして対策をしてみてください。
5.入金を確認する
最後に購入者の元に商品が届いたら、受け取り評価をしてもらいましょう。そして自分のアカウントに、入金されているか確認します。
入金されていたら取引が完了です。もし入金されていなければ、販売サイトの運営に問い合わせしてみてください。
個人貿易商を行う際の3つの注意点
個人貿易商を行う際の注意点は、以下の3つです。注意点を把握しないで貿易ビジネスを行うと、トラブルが発生するかもしれません。
こちらでは以下の内容を解説します。
- 関税がかかる可能性がある
- 輸入・輸出が制限されている商品がある
- 現地の外国語が必要になる
参考にしてみてください。
1.関税がかかる可能性がある
商品の輸入において課税価格の合計が1万円以下であれば、関税と消費税が免税されます。
参考：1006 課税価格の合計額が１万円以下の物品の免税適用について（カスタムスアンサー） : 税関 Japan Customs
しかし、輸入の課税価格が1万円以上、20万円以内であれば簡易税率が適用されます。20万円以上になると、一般税率が適用されて、関税の価格が上がるのです。
輸入では商品によって関税の税率が異なるので、税関の公式サイトを確認してみてください。
また、輸出する場合も同様に課税価格の合計が20万円以内であれば簡易税率、20万円以上になると一般税率が適用されます。参考：税関（個人輸出通関手続）
しっかり確認して、必要な手続きを行いましょう。
個人輸入については関連記事「【これで解決】個人事業主が小口輸入する時に必要なルール5選！関税制度と必要な申告を徹底解説【関税の計算例あり】」にて詳しく解説しています。関税の計算例も紹介しているので、参考にしてみてください！
2.輸入・輸出が制限されている商品がある
日本では輸出入が禁止・制限されている商品があるので、注意が必要です。もし把握せずに取引をすると、商品を仕入れられなかったり、配送できなかったりします。
購入者に迷惑をかけることになり、低評価を受ける原因になるでしょう。
必ず取引前に税関の輸出入禁止・規制品目を確認してみてください。
3.現地の外国語が必要になる
商品を海外から仕入れたり、販売したりする際は、現地の人と取引することになります。海外のサイトは日本語に対応しているケースがありますが、取引内のメッセージは外国語で行う必要があるのです。
外国語が苦手な方は翻訳サイト・アプリを活用すると問題なく取引できます。
取引中に使用するメッセージは限られているので、一度覚えてしまえば使い回しが可能です。
個人貿易商の年収を参考にビジネスを始めよう
個人貿易商のケース別の年収は以下のとおりです。
- 初心者：10〜50万円
- 中級者：100〜600万円
- 上級者：1,000万円以上
また個人貿易商の年収を上げるには、ビジネスの目標を決めたり、売れている商品をリサーチしたりすることが挙げられます。コツを把握すると個人貿易商の年収を高められるので、ぜひ参考にしてみてください。
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