【徹底考察】Amazon輸出のFBA販売はハイリスク・ハイリターン!使うための条件とインポーターについても解説
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【徹底考察】Amazon輸出のFBA販売はハイリスク・ハイリターン!使う...
「Amazon輸出のFBA販売って何?」
「納品する際に何をすればいいの?」
「使うとビジネスが自動化できるの?」
せどり初心者
このような疑問にお答えします。
Amazon輸出で利益を上げたいと、気になっていませんか。FBA販売は、始めるハードルが高くて挫折している人が多いです。
しかし、FBA販売ができるようになれば、世界中に販路を広げられます。自動化や商品の売上アップなど、受けられる恩恵はさまざまです。
そこでこの記事では、Amazon輸出のFBA販売について、以下の内容を紹介します。
- Amazon輸出のFBA販売とは?
- 利用すると得られるもの3選
- 納品する前に知っておきたい2つの条件
- 想定しておくべき費用
- 自動化できる納品代行業者4社
- 利用するための5つの注意点
Amazon輸出は上級者向けの転売方法です。他の転売で利益を上げている方に、おすすめのビジネスです。
ぜひこの記事を参考にして、Amazon輸出のFBA販売がどんなものか知って、ご自身が利用するべきか判断してみてください。
なお、ブログに書けない更に詳しい転売のノウハウに関しては僕の無料マニュアルで濃い内容を配信しています。入退会は無料なのでお気軽に登録してみてくださいね!
Amazon輸出のFBA販売とは?30秒でサクッと解説
FBA(Fulfillment by Amazon)販売とは、セラー登録している出品者向けにAmazonが提供している商品発送代行サービスです。
セラーは、Amazonが管理している倉庫に商品を送り、保管してもらいます。そして、注文があればAmazonが発送に必要な一連の作業を代行してくれる仕組みです。
しかも、クレーム対応や返品作業も対応してくれる便利なサービスです。そのため、セラーは、Amazonの倉庫に預けてある商品の売れ行きと仕入れをするだけでよくなります。
Amazon輸出で転売ビジネスのオペレーションを外注化・自動化したいならFBA販売はピッタリといえるでしょう。
Amazon輸出でFBA販売を利用すると得られるもの3選
こちらでは、知っていると確実に得をするFBA販売のメリットを3つ紹介します。
内容は以下の通りです。
- 転売ビジネスの効率がアップする
- 商品が売れやすくなる
- 他の国へ商品が発送できる
それぞれ説明しますね。
1. 転売ビジネスの効率がアップする
FBA販売を利用すると、転売ビジネスの効率が格段にアップします。セラーが販売をしなくても、Amazonを介して商品が売れるからです。
そのため、セラーは売れる商品を探すことと、仕入れに集中ができます。その結果、売れやすい商品を見つけやすくなり、さらに売り上げをアップできるでしょう。
2. 商品が売れやすくなる
FBA販売を利用すると、商品ページにプライムマークが付き、バイヤーが買いやすくなります。
プライムマークとは、公式で取り扱っているものや、AmazonのFBA販売の商品に表示されるマークのことです。
バイヤーは、発送方法を以下の3つから選べるようになります。
さらに、バイヤー側に送料負担がないため、購入意欲を落とさずに済みます。多少価格を高めにしても、売れやすいでしょう。
また、決済方法の選択肢も増え、通常のクレジットカード決済だけでなく代金引換にも対応。カードを持たないバイヤーからも購入される可能性が高くなります。
つまり、FBA販売はセラーだけでなく、バイヤーにとっても大きなメリットがあり、商品が売れやすくなる仕組みといえるでしょう。
3. 他の国へ商品が発送できる
アメリカAmazonのFBA販売で、アカウントを「North America Unified Account」にすれば、カナダやメキシコにも商品を発送可能になります。
以前のFBA販売の仕様では、それぞれの国のAmazon倉庫に商品を送る必要がありました。しかし、今では設定さえしておけば、周辺の国にも預けている商品を売ることができます。
ドイツのAmazon倉庫に商品を納品すると、スペインやイタリアなどにも発送可能です。
つまり、Amazon輸出は同時に2、3国へ並行して商品を販売できます。
Amazon輸出でFBAに納品する前に知っておきたい2つの条件
とても便利なFBA納品ですが、利用前に知っておきたい2つの条件があります。
内容は以下の通りです。
- FBAに納品をするにはインポーター(輸入者)が必須
- 関税は元払い
詳しく見ていきましょう。
1. FBAに納品をするにはインポーター(輸入者)が必須
実は日本のセラーは、アメリカAmazonの倉庫に直接商品を納品できません。規約によって「Amazon.com」を荷物の受取人として指定できないからです。
そのため、アメリカAmazonの倉庫に送る場合は、現地で荷物を受け取るインポーター(輸入者)が必要になります。インポーターが一度荷物を受け取り、改めてAmazonの倉庫に荷物を送る手順を踏まなければなりません。
インポーターはアメリカ在住で英語対応できる人なら、基本的に誰でもなれます。
したがって、日本のセラーがアメリカAmazonの倉庫に商品を納品するには、現地でビジネスパートナーを探すか、代行業者の利用が必須です。
2. FBAに納品するには関税は元払い
Amazonの倉庫に商品を納品する際に、関税はセラー負担です。そのため、関税の支払いは元払い(発送人が負担)にしておかないといけません。
通常の海外発送では、関税は荷物を受け取る側が支払います。しかし、AmazonのFBAは違うため注意が必要です。
国際貨物輸送業者(国際クーリエ)を利用すると、関税は荷主者側での支払いが簡単にできます。
代表的な国際クーリエは以下の通りです。
発送する物量が多いほど国際クーリエ業者と有利な(安い)契約ができます。
商品を発送する際には、関税の支払いが自己負担になっていることを確認しましょう。
Amazon輸出のFBA販売で想定しておくべき費用
この章では、FBA販売を利用するにあたって発生する費用について紹介します。
内容は以下の通りです。
- FBA販売の2つのサービス
- FBAの4つの手数料
順番に説明しますね。
1. FBA販売の2つのサービス
FBA販売のサービスはProfessionalとIndividual、2つのタイプがあります。違いは月額登録料と手数料です。
それぞれの特徴をあげると、以下の通りとなっています。
|
月額料金 |
基本成約料 |
備考 |
Professional(大口出品サービス) |
39.99ドル |
なし |
リサーチツール「MWSキー」が使用可能 |
Individual(小口出品サービス) |
無料 |
1件につき0.99ドル |
ー |
単純に1ヵ月に40件の売り上げが見込めない場合は、Individual(小口出品サービス)のほうがコスパが良いでしょう。
2. FBAの手数料
FBA販売の手数料は、販売価格のおよそ25%とされています。
支払う手数料は4種類、それぞれ説明しますね。
販売手数料
取引1件ごとに、販売価格の8~20%が販売手数料になります。商品のジャンルによって、手数料が変わります。
例外的に一部の商品ジャンルは30%や45%の手数料です。販売手数料が気になる人はAmazonのWebサイトで確認してみてください。参考:販売手数料 – Amazonセラーセントラル
配送料
配送料は登録しているサービスによって料金が変わります。
Professional(大口出品サービス)なら無料。Individual(小口出品サービス)なら1件につき0.99ドルの配送料がかかります。
返金処理手数料
返金処理手数料は5ドル、もしくは販売手数料の20%、どちらか金額の小さいほうが適用されます。 Amazon輸出では、返金処理に関するコストは100%セラー負担です。
また、アメリカ人は商品の返品率が高いことで知られています。平均1割といわれますが、実際は3割ぐらいだと言われています。
さらに「要らなくなった」「他に安い物を見つけた」など自己都合で返品を行う人が多く、着心地など些細なことに対して、日本人よりシビアな傾向です。
返品される商品は、再販が不可能なものが多いため、赤字になるでしょう。
したがって、バイヤーの高い返品率に加えて、手数料と廃棄する商品代をなんとかできないと、Amazon輸出は厳しいです。
在庫保管料
Amazonの倉庫に在庫を預けるため、保管料も発生します。
具体的にいくらかかるかは明記されていません。保管する期間が長いほど高くなります。
他にも「カテゴリー別成約料(1件につき1.80ドル)」など商品によっては手数料が追加されるケースもあります。
実際にどれくらい利益が出せるか、手数料はいくらか知りたい場合はFBA料金シミュレーターを使うとおよその値段を把握可能です。ただし、参考であり、正確性については保証されていないので注意しましょう。
既にAmazonで売りたい商品が販売されているなら、商品ページからASINコードをコピーしてFBA料金シミュレーターに入力してみてください。仕入れや手数料などが計算できますよ。
参考:FBA料金シミュレーター|日本のAmazon
参考:US,Revenue Calculator|Amazon services (アメリカの料金シミュレーター)
Amazon輸出を自動化できるFBA納品代行業者4社
この章では、FBA販売でAmazonの倉庫に納品の代行依頼ができる業者4社を紹介します。
アメリカにビジネスパートナーがいない場合は、代行業者を使うほか選択肢がありません。
順番は以下の通りです。
- Trade Concierge
- TNK Logisitcs
- Spearnet
- シュウカキ
1つずつ確認していきましょう。
1. Trade Concierge
Trade Conciergeは、送料を燃料サーチャージ込みにして、わかりやすい料金設定の代行業者です。
会員費が1ヵ月当たり3,240円かかりますが、初月は無料のお試し期間があるため、試しに代行を依頼して、使い勝手を判断できますよ。
「米国FBAインポーターサービス(5,400円/月)」を利用すれば、アメリカAmazonから返品された商品の受け取りまで対応してくれます。
発送可能な国は以下の2カ国です。
1㎏あたりの国際送料(アメリカ向け)
- 975円/kg(10kg)
- 868円/kg(20kg)
これからFBA販売の利用を考えている人には、おすすめの代行業者です。シンプルな料金設定のため、事前に費用を計算しやすいでしょう。
2. TNK Logisitcs
TNK Logisitcsはアマゾン認定サービスプロバイダーにも選ばれている企業です。月額費用はなく、代行料が安いです。
アメリカAmazonに直送不可ですが、インポーター・アメリカ倉庫の住所利用も無料であり、コスパの良い代行企業といえるでしょう。
発送できる国が多く、アメリカ以外のAmazon輸出も対応可能です。
以下が発送できる国の例です。
- アメリカ
- カナダ
- メキシコ
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- スペイン
1㎏あたりの国際送料およその平均値(アメリカ向け)
- 1300円/kg(10kg)
- 985円/kg(20kg)
発送方法や発送する国際業者によっても、値段は前後します。正確な送料は、TNK LogisitcsのWebサイトで確認ができますよ。
3. Spearnet
Spearnetは会員費不要で、基本料金は転送手数料(1,000円/箱)とEMS国際送料のみです。インポーター代もなく、必要な時だけ代行を依頼できます。
発送可能な国はアメリカのみです。
国際送料のおよその目安
- 2780円/kg(10kg)
- 2430円/kg(20kg)
小口出品サービスから大口出品サービスに移行したばかりなど、物量がまだ少ない場合に利用するとコスパが良いでしょう。
4. シュウカキ
シュウカキは会員費が1ヵ月当たり16,280円と割高ですが、仕入れた商品をシュウカキの倉庫に送り、梱包も依頼できます。商品発送に関して、ほとんどのプロセスを自動化できます。
発送可能な国は3カ国で以下の通りです。
国際送料のおよその目安(アメリカ向け)
- 1097円/kg(10kg)
- 812円/kg(20kg)
これから転売ビジネスでスケールアップを目指す上級者なら、便利に使える代行業者といえるでしょう。
Amazon輸出でFBA販売を利用するための5つの注意点
FBA販売は便利ですが、使いこなすにはそれなりに注意することがあります。
この章では、以下の5つを紹介します。
- 無在庫転売はできない
- 仕入れ・運転資金を用意する
- メーカーからの仕入れ契約を結ぶ
- 為替の変動の影響を受ける
- 英語への理解が必須になる
1つずつ確認していきましょう。
1. 無在庫転売はできない
FBA販売をするなら、Amazonの倉庫に商品を預ける必要があります。つまり、無在庫転売はできません。
そのため、転売する商品を間違えると不良在庫や、在庫処分が必要になるケースがあります。
つまり、FBA販売を利用するなら、強制的に在庫を持つ転売でビジネスをすることになります。
2. 仕入れ・運転資金を用意する
前述の内容とつながりますが、在庫を仕入れるための資金、ビジネスを維持するためのお金が必要になります。
在庫した商品がすぐに売れるとは限りません。しかし、FBA販売では月額料金や発送料など毎月費用が発生します。
そして、外貨で決済するため、売上はすぐに引き出せません。円に換金してから、振り込みになるため、着金に時間がかかります。
つまり、自転車操業でFBA販売は非常に難しいため、ある程度の期間ビジネスを回せるだけの資金が必要です。
3. メーカーからの仕入れ契約を結ぶ
Amazon輸出でFBA販売を使うなら、メーカーとの直接契約が必要です。
アメリカAmazonであっても価格競争が激しいです。そのため、利益率を上げるにはメーカーと契約を結び、仕入れコストを下げる必要があります。
もし、卸しや小売りから商品を仕入れると、コストが上がりAmazon輸出の利益確保は難しくなるでしょう。
つまり、Amazon輸出の利益率を良くしたいなら、メーカーとの契約は必須です。
4. 為替の変動の影響を受ける
Amazon輸出は、為替変動の影響をそのまま受けます。円安や円高で通貨の価値が急激に変化すると、仕入れた価格と売値のバランスが崩れて赤字になるでしょう。
そのため、日ごろ為替相場から目が離せません。仕入れ価格は円ですが、販売価格はドルになるため、為替相場の影響は大きいです。
仕入れ値は簡単に変更できないため、売値のドルは為替相場を確認して、赤字にならないかチェックしましょう。
5. 英語への理解が必須になる
Amazon輸出でアメリカ向けに転売するなら、英語が必須です。
そのため、Google翻訳だけでなく、ご自身の英語スキルも上げる必要があります。
ただし、すぐに高い英語スキルが必要になるわけではありません。また、国内AmazonでFBAの販売経験があれば、操作や作業ステップは同じです。
英語が苦手なら、国内のAmazonでFBA販売を経験してからやると、英語表記でもスムーズに作業ができますよ。
Amazon輸出でFBA販売は難易度が高い!手軽に転売するならeBayがおすすめ
Amazon輸出は、転売の規模が大きくなり、売り上げの額も桁が変わります。しかし、FBA販売で利益を上げるには、クリアする条件が多くて大変です。
特に日本人は、納品代行業者を挟む必要があり、固定費もかかるため、Amazon輸出は転売プレイヤーで結果を出している上級者向けといえるでしょう。
これから転売ビジネスを始める人には、AmazonのFBA販売よりも、手軽・小資金でスタートできるeBay輸出ビジネスがおすすめですよ。
eBay個人輸出については関連記事「【グローバルに稼ぐ】eBayは個人輸出におすすめ!事前準備から儲かるコツまで徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
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