中国輸入転売の関税はいくら?いつ払う?必須知識を網羅的に解説!
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中国輸入転売の関税はいくら?いつ払う?必須知識を網羅的に解説!
こんにちは!TANOWORKS(Twitter/@Tanojob)だてです(^^)
中国輸入にかかる関税っていくらなの?いつ払えばいい?教えて!
中国輸入初心者
そんな方が本記事をご覧いただくことで下記のメリットがあります。
★この記事をご覧いただくことで得られるメリット
- 中国輸入転売の関税はいくらかかるか知ることができます。
- 中国輸入転売の関税をいつ払うか知ることができます。
- 中国輸入転売の関税に関する知識を網羅的に学ぶことができます。
この記事を書いている僕は中古せどり歴4年の現役プレイヤーです。
僕自身今でも実践&コンサルをしており、実績者も輩出しておりますのでデータとしても信頼していただけるかと思います。
今回は、中国輸入の際に発生する費用について解説していきます。
まず結論から言いますと中国輸入転売では下記のような関税がかかり、請求パターンが分けられます。
- 輸入の際に主に発生する費用は関税、中国輸出通関手数料、税関手数料、消費税が必要
- 支払のタイミングは荷物受取時と請求書の2パターン
- 関税が免除されるパターンは課税価格が1万以下か、商品価格+国内送料=20万以下か、個人の使用を目的として輸入、の3パターン
- 輸入の際に税関に申告する内容は正確でないとペナルティの対象になる
発生する費用の中でも関税は特に把握しておかないと利益の圧迫または最悪の場合、赤字なんてこともありえます。
また費用について知識を持っていないと知らないうちに違反行為を行っていて罰則の対象になるなんてことも!
せっかく始めた中国輸入で失敗しないように、この記事を読んで最大限に注意して中国輸入を実践しましょう!
【結論】中国輸入の関税はずばりこれ!
まず、そもそも関税とは何か?
ということなのですが、端的に言うと
国内の産業を守るため海外から輸入するものに課せられる税金
です。
例えば中国から布製のバッグを輸入するとします。
ものによるかもしれませんが、だいたい日本製より安いことが多いですよね。
となると中国製のバッグばかり売れてしまって日本製のものが売れなくなってしまう可能性が出てきます。
そうならないために輸入された中国製のバッグに関税を課すことで日本製のバッグと価格差を縮めているのです。
そんな関税は法律や条例で定められています。
各品目、輸出国ごとの関税率は税関の公式HPで確認することができますので一度チェックしてみて下さい。
関税は税金の一種なので、無税でない限り必ず払わないといけません。
そして、支払のタイミングは商品受取時と請求書の2パターンあります。
前者は輸入した商品が手元に届いたときに配達員に現金で支払います。
後者は請求書が届くのでそこにある支払期日、方法で支払います。
海外の通販を利用したときなどは商品受取時、輸入代行業者に依頼したときなどは請求書払いであることが多いですね!
更に、関税率には数十%を超えるものも多々あります。
利益計算の際、関税を含めずに計算してしまうと大幅なズレが発生してしまいます、計算時には必ず関税率と金額を確認するようにしておきましょう。
次は、関税以外の費用について解説します!
中国輸入の関税で知っておくべき手数料とは?
中国輸入の際に発生する費用には関税以外にも下記のようなものがあります。
- 中国輸出通関手数料(1箱4元=日本円にすると約80円)
- 税関手数料(1箱200円)
- 消費税
中国輸出通関手数料と税関手数料の「1箱」はサイズ、重量などは関係なく一律で課せられます。
箱の数が増えるほど大きなコストになるので輸入量が増えてきたら要注意です、仕入先によっては商品の見積価格に中国輸出通関手数料を含めて計算するところもあるので確認しておきましょう。
消費税は厳密に言うと「内国消費税および地方消費税」なんですが国内で買物するときのイメージで考えてもらったらOKです。
商品価格×〇%(消費税率)
当たり前ですがこれが消費税の費用となります。
ただ輸入した商品は商品価格に国際送料と保険料が加算されることを覚えておきましょう。
(商品価格+国際送料+保険料)× 消費税率〇% = 消費税
国際送料と保険料は契約した輸入通関代行業者に予め確認することが出来るはずです、消費税も大きな金額となりますので忘れずに計算しておきましょう。
次は、関税が免除されるパターンについて解説します!
中国輸入の関税が免除されるパターンとは?
関税が免除されるパターンは下記の通りです。
- 課税価格が1万円以下の場合
- 商品価格と国際送料の合計額が20万以下の場合
- 輸入者個人の使用目的で輸入する場合
各パターンどのような免除を受けられるのか解説します。
課税価格が1万円以下の貨物の場合
原則、関税と消費税が免除されます。
ただ一部対象外となる商品があるので自分が輸入するものが当てはまるのか事前に確認するようにしましょう。
また「課税価格」にも注意が必要です。
販売する目的で輸入したものは商品価格に国際送料と保険を含めたもの=課税価格とされています。
販売する目的で中国輸入した場合、なかなか1万円以内ってことはないので該当しにくいパターンかもしれないですね!
商品価格と国際送料の合計額が20万以下の場合
関税を計算する際に「簡単関税率」が適用されます。
簡単関税率も税関の公式HPで確認することができます。
品目によっては簡単関税率が対象外のものもあるので注意しましょう。
関税がもともと無税・免税のものも該当しません。
ちなみに合計額が20万を超えた場合は「実行関税率」(=通常時の関税率のこと)が適用されます。
少額で輸入するときはこの金額の上限を覚えておくと良いですね。
輸入者個人の使用目的で輸入する場合
課税価格が変わることで消費税、関税の金額が安くなります。
先にも伝えましたが販売を目的とした輸入の場合、課税価格は「商品価格+国際送料+保険」でした。
これが輸入者個人の使用を目的とした輸入とした場合、課税価格は「商品価格のみ」となり、さらに商品価格の60%が対象となるんです。
よってそれに課せられる消費税、関税の金額が安くなるんですね。
次は関税で失敗しやすいパターンを紹介します!
中国輸入の関税で失敗しやすいパターンは?
よくある失敗しやすいパターンは
- 関税の計算ミス
- 販売を目的とした輸入を個人輸入とする
- アンダーバリュー
の3点です。
それぞれ具体的に解説します。
関税の計算ミス
そもそも利益計算の際に費用から関税が抜けることは避けたいところですが、さらに注意したいのは関税率の認識違いです。
関税率は品目、輸出国ごとで異なること以外に用途でも変化します。
税金は1%でも変われば大きく金額が変わるので、こまめに関税率の認識があっているのか確認しておいたほうが無難です。
販売を目的とした輸入を個人輸入とする
よく関税を節税するために個人輸入にすると良いというのをよく目にしますが僕はあまりおすすめできません。
個人輸入は定義が曖昧なこともあるんですが原則、個人で使用することを目的とした輸入の場合に適用とされてます。
こちらのURLを一度チェックしてみましょう。
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/kojin/3001_jr.htm
販売を目的とした輸入の場合、同商品をそれなりの個数で反復して仕入れると思います。
これを個人の使用を目的としたものとするのは無理がありますね、最初のうちは通るかもしれませんが早いうちに税関からチェックが入るはずです。
長期で安定した中国輸入をしたいなら税関には正しく申告しましょう。
アンダーバリュー
アンダーバリューとは輸入の際に行われる不正行為の一つです。
実際に購入した商品価格よりも安い商品価格を税関に申告し、課税価格を下げることで関税や消費税を安くする。
つまり節税ではなく脱税行為になるんです!
もちろんこんな不正を自ら進んで行う人はいないと思います。
が、怖いのはこれが知らないうちに起こる可能性があることです。
どこで起きるかというと中国側から商品を輸出するときに発生します。
輸入者側で関税が安くなるから、と良心の意図で中国側の輸出者が実際より安い商品価格を税関に伝えてしまってることがあるんです。
輸入者はまさか不正があるとは思わずそのままになっていることが多々あります。
これを防ぐためには輸入都度、中国の輸出者へ税関に申告した商品価格を確認することをおすすめします。
ちなみに申告内容に不正がないかは税関からの検査と監査でチェックされます。
いずれも時期は決まっておらず不定期に行われます。
監査はだいたい中国輸入を始めて2~3年の慣れてくる頃に実施されることが多い印象です。
これは監査が不正行為の取り締まり以外に、これからも輸入を続けるうえで正しい輸入方法と管理方法を知ってもらうという目的があるためのようです。
監査が入った際に不正があると修正に時間を取られるうえペナルティとして追加費用も発生します。
急に多額の請求を受け支払えない!なんて事態にもなり得ます。
そうならないように輸入都度、正確に申告できているかは十分にチェックするようにしましょう。
次は、関税等の費用について困ったことがあったときどこに頼れば良いのかご紹介します!
中国輸入の関税で困ったときにはどうすればいい?
関税について困ったときはこちらに相談すると良いです。
取引している輸入通関代行業者は、普段の取引を理解してくれているので関税以外の部分(例えばコストを下げるための輸送方法など)とまとめて最適な回答をしてくれることがあるので優先して相談するといいと思います。
事前に話しておけば、いざ輸入するときもスムーズですね!
ただ担当によっては知識面で不安があることも。
そんなときは自らジェトロや税関にメール、電話で相談することをおすすめします。
あくまで質問に対しての回答のみになるとは思いますが関税等の費用について正確な情報を得れるはずです。
まとめ
以上、関税についての解説でした。
改めてまとめると下記の通りですね。
- 輸入の際に主に発生する費用は関税、中国輸出通関手数料、税関手数料、消費税
- 関税率は税関の公式HPで確認できる
- 支払のタイミングは荷物受取時と請求書の2パターンある
- 関税が免除されるパターンは課税価格が1万以下、商品価格+国内送料=20万以下、個人の使用を目的として輸入の3パターン
- 関税率は品目と輸出国以外に用途によっても変化する
- 販売を目的とした輸入の場合は個人輸入としないほうが良い
- 申告している商品価格を確認しアンダーバリューを防ぐ
輸入においての用語は聞きなれないこともあって難しく感じますが一度理解すれば案外単純です。利益計算の際は必ず関税等の費用を含めて計算することを忘れず実践してくださいね!
そして、ブログに書けない更に詳しいせどり・転売のノウハウは僕のメルマガとLINE@で随時更新しています!
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という訳で本日はここまで、お読みいただきありがとうございました!