「無在庫転売を始めたいが、やり方がわからない」
「無在庫転売を始める手順は?」
「メリットや注意点を把握してから始めたい」
せどり初心者
転売を始めたい方の中には、仕入れた商品が売れずに在庫として残ってしまうと不安に感じている方は多いはず。
転売は商品が売れなければ、仕入れた分のコストがそのまま赤字になってしまいます。そこで在庫を抱えない無在庫転売を利用すれば、赤字になるリスクを抑えて転売を行えるのです。
この記事では、無在庫転売のやり方やメリットなどについて紹介します。
- 無在庫転売のやり方
- 無在庫転売をやるメリット・注意点
- 始める手順
- 仕入れ先・販売先
- 利益を出すコツ
これからせどり・転売を始めたい方に役立つ内容です。ぜひこの記事を参考に、無在庫転売のやり方を理解して稼げるようになりましょう。
なお、ブログに書けない更に詳しい転売のノウハウに関しては僕の無料マニュアルで濃い内容を配信しています。入退会は無料なのでお気軽に登録してみてくださいね!
無在庫転売のやり方は3種類
そもそも一口に無在庫転売といっても、以下3種類のやり方があります。
- 自社出荷
- ドロップシッピング
- 受注生産
それぞれのやり方に違いがあるため、概要を把握しましょう。それぞれ解説していきます。
1. 自社出荷
自社出荷とは、注文が入った後に商品を仕入れて、自社から顧客のもとへ出荷する方法です。自社の担当者が届いた商品の中身を検品・梱包した後に商品を送ります。
配送前に商品の状態を確認できるため、不良品を届けてしまうトラブルを未然に防げます。さらに、梱包時にメッセージを同梱できるため、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
2. ドロップシッピング
ドロップシッピングとは、メーカーや卸業者が商品を顧客のもとに直接届ける方法です。自社が対応する作業は、注文が入った後に仕入れ先へ顧客情報を伝えるだけです。
商品の梱包や出荷などはメーカーや卸業者が対応するため、自社で行う必要はありません。転売の業務にかかる手間を省けるため、時間を有効活用しやすくなります。
ただし、検品や梱包を自社で行わないため、不良品の配送や遅延などのトラブルが発生する可能性があります。
3. 受注生産
受注生産は注文後に商品を製造し、生産が完了してから顧客のもとに届ける方法です。注文数に応じて商品を生産するため、大量発注に対応しやすくなります。
ただし、製造に時間がかかるため、納品が遅くなる可能性があります。受注生産を利用する際は、製造から納品までのスピードを確認してみてください。
無在庫転売をやる3つのメリット
無在庫転売の概要を把握したところで、どのようなメリットがあるか理解しましょう。
- 少額から始められる
- 在庫を抱えるリスクがない
- すぐに始められる
それぞれ解説していきます。
1. 少額から始められる
無在庫転売は高額な初期費用を用意せずに始められます。事前に商品を仕入れる必要がないからです。
有在庫転売を行う際は、商品を仕入れなければ販売できません。商品の単価が高く数量が多いほど仕入れコストが高額になります。
無在庫転売の場合は、商品が売れてから仕入れをします。仕入れをするコストがなくても始めやすくなっているのです。
2. 在庫を抱えるリスクがない
無在庫転売は商品が売れなかったとしても赤字になることはありません。事前に仕入れをしないので、在庫を抱える心配がないからです。
有在庫転売は、商品を仕入れなければならず、売れなければ在庫として手元に残ります。売れ残った分はメーカー・卸業者に返品できなければ、返金されないため赤字になります。
初めての転売で商品が売れるか心配なら、低リスクで始められる無在庫転売を利用するのがおすすめです。
3. すぐに始められる
無在庫転売は始めたいと思ったタイミングで開始できます。商品を仕入れる必要がなく、仕入れサイトの画像や説明文などを活用して販売を開始するからです。
有在庫転売を行うなら、販売する商品の仕入れや販売サイトに掲載する写真撮影などを行う必要があります。転売を始めたいと思っても、商品を販売するまでに時間がかかってしまいます。
すぐにでも転売を始めたいなら、無在庫転売を利用してみましょう。
無在庫転売を始める手順
無在庫転売で成果を出すなら正しい手順で行う必要があります。手順がわかれば、効果的なやり方ができるようになります。
無在庫転売を行う手順は以下のとおりです。
- 市場をリサーチする
- 競合をリサーチする
- 販売する商品を決める
- 仕入れ先を決める
- 商品を販売する
- 注文後、仕入れ先に発注する
- 商品が届いたら、顧客に届ける
どの無在庫転売のやり方を選択しても、大まかな流れは変わりません。手順を把握してスムーズに転売ビジネスを行いましょう。
無在庫転売の仕入れ先4選【やり方】
無在庫転売を行う際は、信頼できる仕入れ先を選定することが重要です。トラブルが少ない仕入れ先を見つけられると、スムーズに転売ビジネスを行えます。
無在庫転売の仕入れ先を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
- 発送までのスピードが速い
- 商品数が多く安定して仕入れられる
これらを参考に、おすすめの無在庫転売仕入れ先を4つ紹介していきます。
- NETSEA
- TopSeller
- 商材王
- 卸の達人
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1. NETSEA
引用:NETSEA
NETSEAは、日本最大級の問屋・卸売サイトです。会員制の仕入れサイトであり、ビジネス利用者のみが閲覧できます。市場価格よりも安かったり、業者間で出回っていないワケあり商品があったりします。
NETSEAの特徴は、アパレルや日用雑貨など幅広いジャンルの商品が揃っている点です。幅広い選択肢の中から販売する商品を選べるため、希望のものを見つけやすくなっています。
さらに、日々新着商品が掲載されているので、仕入れで困ることはないでしょう。
また、即時配送に対応している商品も多いため、スムーズに顧客のもとへ届けられます。
2. TopSeller
引用:TopSeller
TopSellerは、ネットショップ専門の仕入れサイトです。商品数が約30万点揃えられており、売りたいものを探しやすくなっています。
さらに、商品数が多いことから、まとめ買いやリピートもしやすくなるでしょう。
TopSellerの特徴は発注が簡単にできる点です。商品が売れたら発注データをまとめて管理画面にアップロードすると、発注作業が完了します。
メーカーから顧客のもとへの直接配送に対応しているため、ショップ運営者の負担を軽減できます。
3. 商材王
引用:商材王
商材王は、日本最大級の家具・インテリアの卸売サイトです。
サイトの登録者数は7,000社を超えており、選べる品数は5,700点以上もあります。毎週火曜日に新商品がアップロードされているため、常に最新の商品を探しやすくなっています。
商材王はサイト上で商品価格・在庫一覧、次回入荷予定時期を確認可能です。リアルタイムで在庫状況を確認できるため、注文後に商品が仕入れられないトラブルを防ぎやすくなります。
4. 卸の達人
引用:卸の達人
卸の達人は、売れ筋のダイエット・美容商品などを仕入れられるサイトです。商品数は2,200点以上あり、会員数は7,400名を超えています。
卸の達人はサイト上にイチオシ商品や、売れ筋ランキングなどが掲載されています。今、何が売れやすいのかを把握しやすく、無在庫転売の利益につながりやすいでしょう。
また、直送サービスに対応しているため、スムーズに顧客のもとへ商品を届けられます。
無在庫転売の販売先【やり方】
無在庫転売はどのプラットフォームでも販売できるとは限りません。中には無在庫の出品が禁止されているサイトもあるので注意しましょう。
無在庫転売の販売先になるのは、主に以下の2種類です。
- ASP
- ECモール
それぞれ解説していきます。
1. ASP
ASPとは、Application Service Providerの略で、インターネット経由でアプリケーションを提供する事業者です。ASPで自社ECサイトを構築することで、無在庫転売ができます。
無在庫転売に対応しているASPは以下のとおりです。
プログラミング言語を使用せず、デザインテンプレートをもとにECサイトを構築します。ドラッグ&ドロップの操作のみでECサイトを実現できるものもあるので、専門知識がなくても手軽に利用できます。
2. ECモール
ECモールは、多くの事業者が出品・出店しているオンラインのショッピングモールです。既存モールの中に自社の店舗を開設して商品を出品します。
自社でECサイトを作成する必要がなく、商品登録をすると出品が可能です。
無在庫転売に対応しているECモールは以下のとおりです。
各ECモールには利用規約が掲載されているので、事前に確認したうえで無在庫転売を行いましょう。
無在庫転売で利益を出す3つのコツ
無在庫転売はただ商品を販売しても成果につながりません。コツを把握して工夫することで成果が出やすくなります。
無在庫転売を行うコツは以下の3つです。
- 入念にリサーチを行う
- 差別化戦略を行う
- リピート施策を行う
それぞれ参考にしてみてください。
なおeBayの無在庫転売で稼ぐコツは関連記事「【プロ直伝】eBayの無在庫輸出で稼ぐ5つのポイント!アカウント停止されない対策も解説」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください!
1. 入念にリサーチを行う
無在庫転売に取り組むなら入念なリサーチが欠かせません。需要がある商品を販売しなければ、購入してもらえないからです。
販売先プラットフォームの売れ筋ランキングを確認したり、SNSで流行を調べたりしましょう。事前に需要があることがわかれば、商品を販売して売れやすくなります。
電脳せどりのリサーチについては「【5分でわかる】電脳せどりで利益商品が見つからない!売れる商材の探し方・リサーチ方法を紹介」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. 差別化戦略を行う
無在庫転売は参入しやすいビジネスのため、ライバルが多くいます。他の出品者と同じような販売をしていても売れません。
無在庫転売で利益を出すには差別化戦略を考える必要があります。たとえば、ひとつの商品ではなく関連するものをセットにしたり、サンクスメッセージ(購入のお礼の手紙)を同梱して発送したりすることが挙げられます。
競合分析をして、自分ならではの差別化戦略を行いましょう。
また、競合とは違う商品を販売するのもおすすめです。
ニッチ商品を見つける方法については「【eBay輸出対応】売れるニッチな商品の見つけ方6選!転売初心者も今日から探せる方法を紹介」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3. リピート施策を行う
利益を安定して出すならリピート施策が重要です。
リピートとは一度購入してもらった顧客に、再度買ってもらうことです。リピーターを獲得できると、定期的に商品を購入してもらえるため、安定した利益につながります。
具体的なリピート施策は以下のとおりです。
- 購入後のフォローメール
- メルマガ配信
- 会員限定セール
- 新商品の発売
- 交流会
ターゲットごとに必要な施策を検討して実施してみてください。
無在庫転売をやる際の5つの注意点
無在庫転売をやる際はメリットだけではなく注意点もあります。トラブルを避けるために注意点を把握したうえで取り組みましょう。
無在庫転売の注意点は以下のとおりです。
- 無在庫転売が禁止のプラットフォームがある
- 利益率を上げにくい
- 商品を用意できない可能性がある
- 発送に時間がかかる
- 個人情報の取り扱いに気をつける
それぞれ解説していきます。
1. 無在庫転売が禁止のプラットフォームがある
ECプラットフォームによっては、無在庫転売が禁止されているケースがあります。注文したのに在庫切れだったり、配送に時間がかかったりするなど、購入者に迷惑がかかる可能性があるからです。
無在庫転売が禁止のプラットフォームに出品してしまうと、サービスの利用が停止される恐れがあります。利用規約を確認したうえで無在庫転売に取り組んでみてください。
2. 利益率を上げにくい
無在庫転売は薄利多売のビジネスです。
転売は商品の希少性・限定性が高いほど高額で取引されます。しかし、無在庫転売の場合は、商品数が多く誰でも仕入れできるため希少性・限定性がありません。
また、すでに販売されている商品のため、ある程度の販売価格が決まっています。加えて仕入れコストも自分で調整ができないので高めに設定されています。
このように、利益率が上げにくいため、大きく稼ぐには大量の商品を販売しなければなりません。
利益率を高めるには効率的なリサーチが大切です。
リサーチの効率化については「【2022年最新】せどりのリサーチを効率化!おすすめプラグイン5選」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3. 商品を用意できない可能性がある
無在庫転売は注文が入ってから仕入れ先に発注をかけます。注文前には仕入れ先の在庫があっても、発注するときになったら在庫がなくなっている可能性があります。
無在庫転売に取り組む際は、定期的に仕入れサイトの在庫状況を確認しましょう。もし注文後に在庫切れが発覚したら、迅速に購入者へ伝えてみてください。
4. 発送に時間がかかる
無在庫転売は注文が入っても、手元に商品がありません。仕入れ先に商品を発注依頼しないといけないので、どうしても発送に時間がかかります。
事前に購入者に配送期間を伝えていないとクレームにつながるので注意が必要です。
5. 個人情報の取り扱いに気をつける
ドロップシッピングを行う際は、厳重に個人情報を取り扱う必要があります。顧客のもとに直送するために、メーカー・卸業者へ個人情報を伝えることになるからです。
個人情報が漏洩してしまうと、ペナルティを受ける可能性があります。情報の取り扱いに気をつけて、信頼できる仕入れ先を利用しましょう。
無在庫転売のやり方を把握して実践しよう
無在庫転売は在庫を持たずに商品を販売するビジネスです。一度自社に商品を仕入れてから顧客に配送したり、購入者のもとに直接届けたりするなどの方法があります。
少額から始められて在庫を抱えるリスクがありません。しかし、無在庫転売は正しい手順でやらなければ売上が立たないでしょう。
この記事を参考に、無在庫転売の正しいやり方を把握して取り組んでみてください。
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