【2022年最新】eBay輸出にかかる手数料をチェック!計算の仕方や節約方法も解説

「eBayはどれくらいの手数料がかかる?」
「具体的な手数料が知りたい」
「計算方法は?」
eBay初心者
eBay輸出にはさまざまな手数料がかかります。ヤフオクやAmazonと比べると手数料が複雑で、高いのが特徴です。
そのため、国内オークションサイトと同じ感覚で出品すると、思わぬ手数料がかかり十分な利益を得られなくなります。
eBay輸出でしっかり稼ぐには、複雑な手数料体系や金額把握することが大切です。
そこで、こちらの記事では、
- eBay輸出の手数料を知っておくべき理由
- 具体的な手数料
- 計算方法
- 手数料を節約する方法や消費税還付について
について解説していきます。
eBay輸出で利益を出したいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。

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eBay輸出にかかる手数料の概要
eBayは、世界200カ国の人々を相手に出来る世界最大のオークションサイトです。eBayは、日本のヤフオクやAmazon、メルカリと比べると料金設定が複雑で高いことで有名です。
まずは、eBayにかかる手数料の概要をチェックしてみましょう。
- 2022年3月からeBay(米国)の手数料が上がる
- eBayの手数料は割高なのに利用者が多い理由
2つの項目について解説していきます。
1.2022年3月からeBay(米国)の手数料が上がる
eBayは2022年3月から、一部カテゴリーの手数料が上がりました。
例えば、
- 衣料品、靴、アクセサリー:12.55%→12.9%
- トレーディングカード:$ 7,500を超える販売の一部で 12.35%→12.9%
- 本と雑誌:$ 7,500を超える販売の一部で14.55%→14.6%
(参考:「Winter 2022 Fee Update(eBay)」
など。手数料がおおよそ0.3%~0.35%ほど上がっています。今後も手数料の変更があるかもしれないので、公式サイトをしっかりチェックしておくと良いでしょう。
2.eBayの手数料は割高なのに利用者が多い理由
eBayの手数料は決して安いとはいえません。しかし、手数料が高いのにユーザーが多い理由は、集客力がずば抜けているからです。
日本で言えば、楽天市場が似たような例といえます。楽天市場は手数料が高いと言われ続けていますが、日本でトップクラスの集客力があることで有名なネットショップです。
一方、eBayは世界規模なので180国以上のユーザーが見込み客です。手数料は高くても集客力があるeBayは、今後も重宝されることに間違いありません。
eBay輸出をする前に必要な手数料を知っておくべき3つの理由
eBay輸出をおこなう上で、手数料を把握することは欠かせません。その理由を3つの項目に分けて解説します。
- 収支の実態が分からず挫折に繋がってしまうため
- 出品数や商品カテゴリーによって手数料が変わってくるため
- 確定申告の負担を軽減するため
なぜ手数料が大切なのか知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
1.収支の実態が分からず挫折に繋がってしまうため
eBay輸出で「思ったよりも利益が出ない」というのはよくある話です。引かれる手数料をしっかりと計算出来ていなかったからというのが大きな原因です。
取引量が多い場合、手数料だけで年間50万円以上かかってしまうことも。
頑張って売上を伸ばしたのに、後から高額な手数料の請求が来たら嫌になってしまうでしょう。特にeBay輸出では、手数料が分からないままビジネスを進めるのは非常に危険なのでご注意下さい。
2.出品数や商品カテゴリーによって手数料が変わってくるため
eBayは、商品ジャンルや出品数により手数料が異なります。
eBayでは、無料ユーザーでも月に250点まで販売手数料が無料です。しかし、無料出品枠を超えてしまうと、販売手数料が出品点数ごとにかかってしまいます。
例えば無料プランの場合、無料出品枠の250点をすぎると1品につき0.35$の出品手数料がかかります。
契約プランにより無料の出品枠は異なりますが、手数料がかかることを知らずに出品を続けると、後の請求で痛い目を見ることに…。
また、手数料が商品カテゴリーにより異なるので、一律だと考えていると思っていたよりも高額になる可能性があります。
さらに、1つの商品に2つのカテゴリーを選択すれば、手数料は2種類分発生します。
eBayにはさまざまな手数料がかかるので、出品するとトータルでどれくらいの手数料がかかるのか、しっかり把握しておくことが大切です。
3.確定申告の負担を軽減するため
eBay輸出をする際に必要な費用を知らないと、確定申告で余計なお金を払うことになる可能性があります。一方で、細かい費用をきちんと把握しておけば還付の対象となるケースもあります。
確定申告対策のためにも、eBayから引かれる手数料は細かくチェックしておきましょう。
eBay輸出の確定申告については関連記事「ebay輸出をしている場合に確定申告はどうする?手続き方法と注意点を徹底解説!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
eBay輸出にかかる手数料
eBay輸出にかかる手数料は、大きく5つに分けられます。
- 出品手数料
- 落札手数料
- 海外決済手数料
- ストア機能手数料
- PayPal手数料(入金手数料)
1つずつ詳しく解説していきます。
1.出品手数料
出品手数料は、eBay輸出にかかる基本的な手数料です。商品が売れる・売れないにかかわらず発生します。
出品手数料は「オークション形式」と「固定価格形式」で異なります。
例えばストア契約ごとの手数料を見てみましょう。
ストア契約 | オークション形式 | 固定価格形式 | ||
毎月の無料出品枠 | 無料出品枠超の出品手数料 | 毎月の無料出品枠 | 無料出品枠超の出品手数料 | |
契約なし | 250 | $0.30 | 250 | $0.30 |
スターター | 250 | $0.30 | 250 | $0.30 |
ベーシック | 250 | $0.25 | 全カテゴリー:1,000 指定カテゴリー:10,000 | $0.25 |
プレミアム | 500 | $0.15 | 全カテゴリー:10,000 指定カテゴリー:50,000 | $0.10 |
アンカー | 1,000 | $0.10 | 全カテゴリー:25,000 指定カテゴリー:75,000 | $0.05 |
エンタープライズ | 2,500 | $0.10 | 全カテゴリー:100,000 指定カテゴリー:100,000 | $0.05 |
参考:「無料出品枠について(eBay)」
ご自身が利用する出品方法の手数料を把握することが大切です。
2.落札手数料
落札手数料は、商品が販売されたときにかかる手数料です。売上総額に対する割合で算出された金額に対し、$0.30が加算されます。
主なカテゴリーの落札手数料は12.35~15%(ストア契約している場合は11.50~14.55%)です。
3.海外決済手数料
eBayグローバルエリアの国や地域の住所を登録している日本のセラーは、居住国以外への販売時に1.35%の海外決済手数料がかかります。
ただし、前月の総売上が$3,000以上あった場合は金額に応じてディスカウントが適用されます。
日本のセラーに適用されるディスカウントは以下のとおりです。
前月の総売上 | 日本のディスカウント |
$3,000 から $9,999.99 | 1.20% |
$10,000 から $49,999.99 | 0.95% |
$50,000 から $99,999.99 | 0.70% |
$100,000 以上 | 0.40% |
売上額が多ければ、安く押さえられるのが海外決済手数料の特徴です。
4.ストア機能手数料
ストア機能手数料には、eBay内で作れるネットショップ運営費のようなものです。
eBayのストア機能(ネットショップ)は5種類です。
- スタータープラン
- ベーシックプラン
- プレミアムプラン
- アンカープラン
- エンタープライズプラン
これらはそれぞれ月額料金と出品手数料、または落札手数料が異なってきます。

引用元:eBay
手数料を最小限に抑えるためにも、出品数に見合ったプランを選択することが大切です。
5.PayPal手数料(入金手数料)
eBayで商品を出品して、売れたらPayPal経由でお金を受け取ります。
PayPalの利用にも手数料が発生します。手数料の目安は、受け取り金額の4.1%+40円です。
例えば、10,000円の商品が売れると450円が手数料となり、受け取れる金額が9,550円です。
PayPalからお金を引き出す際には、手数料がかかってしまうことも注意が必要です。
eBayの手数料を計算する方法
eBayにかかる手数料は複雑です。「もっと簡単に手数料を知る方法はないのだろうか」と思いますよね。
そこで、こちらではeBay取引にかかる手数料を簡単に計算する方法を2つ紹介します。
- ツールを使う
- ざっくり15%と覚えておく
詳しく見ていきましょう。
1.ツールを使う
eBayの手数料を計算してくれるツールを利用すれば時短になります。おすすめは「calc」というサイトです。

引用元:calc
英語表記ですが、日本語翻訳すれば問題無く使えます。
2.ざっくり15%と覚えておく
ツールを使うよりももっと簡単なのが「手数料はざっくり15%」と覚えておくことです。
さまざまな手数料を含めると、大体14%ほどになるからです。もちろん正確な手数料ではありませんが、出品数が多く1つずつ手数料を確認する時間がないときに便利です。
手数料をまったく考慮しないときに比べて「手数料15%」を計算に入れたほうがずっと正確な利益に近づきます。
なお、別記事でeBayの利益計表を無料配布しています。入手したい方は関連記事「【超有料級】eBayの利益計算表を無料配布!プロが実際に使うスプレッドシートで手数料を算出」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
Bayの手数料を節約するならストア登録がおすすめ
eBayの手数料を抑えるなら、ストア登録するのがおすすめです。ストア登録をすることにより、落札手数料が下がるほかにもさまざまなメリットがあります。
- 落札手数料が安くなる:通常12.35~15%が11.50~14.55%
- 無料出品手数料の枠が増える通常250品→1,000~10,000品
- 自分のお店のデザインを作れる
ストア登録すると、eBay内にある自分の販売ページをカスタマイズできます。他の店舗と差別化をすることができるので、売上げアップが見込めます。
自分がお客さんだと考えると、見た目の良い販売ページかのほうが、購入してみようかなと思いますよね。eBayのストア登録を行い、販売ページをカスタマイズすることは新規ユーザー獲得の近道といえます。
eBayストア登録については関連記事「eBay(イーベイ)ストア登録のメリット・デメリットは?いつ登録すべき?徹底解説!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
eBay輸出をするなら消費税還付を検討しよう
eBay輸出を行うなら、消費税還付を申請するのがおすすめです。消費税還付について、以下3つの項目に分けて解説していきます。
- 還付金を受け取れる人の条件
- 還付金の対象となるもの
- 還付金を受け取るタイミング
還付金について知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
1.還付金を受け取れる人の条件
還付金は誰でも受け取れるわけではありません。受け取れる人の条件は、以下のとおりです。
- 消費税の課税業者である
- これまでの取引を記録している
- 20万円を超える高額商品に輸出許可書を記入している
消費衛士の課税事業者を選択する方法は「[手続名]消費税課税事業者選択届出手続(国税庁)」を確認してみてください。
2.還付金の対象となるもの
eBay取引で還付金の対象となるものは、主に以下が挙げられます。
- 商品の仕入れにかかった消費税
- 商品の発送に必要な経費(送料や梱包材など)
- eBayに支払った料金に含まれる消費税
具体的にいくら還付金をもらえるかですが、仕入れと経費の合計に0.1を掛けた数字です。例えば、10万円のものを仕入れて5万円の経費が掛かったら対象金額は15万円です。
消費税還付の返金は15万円✕ 0.1 =1.5万円となります。経費も還付金の対象になるため、領収証はきちんと保管しておきましょう。
3.還付金を受け取るタイミング
還付金の申請をすると、いつ頃受け取れるのか気になりますよね。還付金を受け取れるタイミングは、基本的に確定申告の年1回です。
ただし、申請すれば3ヵ月に1回受け取ることも可能です。
手続きは複雑でややこしいので、自分でおこなうよりも税理士に依頼することをおすすめします。
eBay輸出にはさまざまな手数料がかかる!しっかり把握して正しい利益を計算しよう
eBay輸出にはさまざまな手数料がかかります。きちんと把握しておかないと、思わぬ高額請求に驚くでしょう。
そして、利益がかなり減ってしまうのでeBay輸出のモチベーションが下がるリスクも高まります。
eBay輸出の成功は、手数料の計算が欠かせません。忙しい場合は「ざっくり15%」を計算に入れて利益率を出してみてください。
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