【厳選】大手越境ECプラットフォーム6つを徹底比較|長期的に稼ぐためのサイト選びも紹介
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【厳選】大手越境ECプラットフォーム6つを徹底比較|長期的に稼ぐためのサ...
「越境ECプラットフォームにはどんなものがある?」
「世界規模のものを知りたい」
「それぞれの特徴は何?」
せどり初心者
このような疑問にお答えします。
越境ECプラットフォームは世界中に数多くあるため、どれにすればいいか迷いますよね。選び方を間違ってしまい、利益が下がり損をしてしまっている人も少なくないです。
しかし、自分にあったプラットフォームを選べれば、世界中に商品を販売でき利益も右肩上がりで伸びるでしょう。
そこでこの記事では、大手の越境ECプラットフォームを6つピックアップして、それぞれの特徴を比較します。
紹介する内容は以下のとおりです。
- 越境ECプラットフォームの概要
- おすすめの6つを比較
- 選ぶ際のポイント
これから輸出ビジネスを始めたいけど、プラットフォーム選びに迷っている方は必見です。
この記事を参考にして、長期的な視点で越境ECプラットフォームを比較して選べるようになりましょう。
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越境ECプラットフォームの概要をサクッと解説
越境ECプラットフォームは、以下の2つのタイプに分けられます。
- モール型
- 自社型
両方の特徴を把握しておくと、ご自身のレベルに合わせたプラットフォーム選びができるようになりますよ。
1. モール型とは
モール型とは、インターネット上にあるショッピングモールであり、知名度のあるサイト内にアカウントやショップを作成して、商品を販売するタイプです。
特徴は、サイト自体がすでに集客能力と認知度を獲得しているため、商品販売を始めるとすぐに買い手が現れる可能性が高いことです。
そのため、リサーチを入念にして商品を選び出品すると、買い手のニーズとマッチしてビジネスは短期間に安定します。個人で輸出ビジネスをスタートするならモール型一択になるでしょう。
さらに、モール型越境ECプラットフォームは「マーケットプレイス」と「テナント」の2つに分類できます。
それぞれの特徴を列挙すると以下の通りです。
|
マーケットプレイス |
テナント |
アカウント作成の審査 |
なし |
あり |
商品販売の形式 |
出品 |
出店 |
代表的なモール |
|
- 天猫(テンマオ)
- ウォルマート・マーケットプレイス
- Shopee (ショッピー)
|
競合 |
多い |
少ない |
モール型越境ECプラットフォームは、商品ページのフォーマットや多言語対応など、必要な機能があらかじめ用意されています。知識がほとんどない初心者でも輸出ビジネスをスタートできるでしょう。
その反面、商品ページのデザインなどを大きく変えたりはできません。商品ページはどれも似たようなものになり、同じ商品を扱う競合もいるため、競争が激しくなりやすいです。
そして、出店料や販売手数料などの支払いが必要になります。プラットフォームによってパーセンテージは異なりますが、売り上げの15~25%ぐらいの利用料がかかります。
2. 自社型とは
自社型とは、法人・個人が自らECサイトを立上げるところから始める越境ECプラットフォームです。サイトデザインや機能、ページ数などが自由に設計・追加できます。
自身で制作するため、手数料などのコストが最低限で済むでしょう。
ただし、ECサイト制作・運用に関して知識が必要で、立ち上げても認知されるまでに時間がかかります。
そのため、SNSやメディアなどで集客を行い、認知してもらう努力が必要です。
個人でやるよりもチームを組んだり、起業したりする場合に適したプラットフォームといえるでしょう。
代表的な自社型ECサイトは以下のとおりです。
輸出ビジネスのスケールを大きくして、オリジナル商品を扱うレベルになったら収益性を高めるために利用すると良いかもしれません。
6つの越境ECプラットフォーム比較
有名な6つの越境ECプラットフォームの特徴を紹介します。初心者・中級者が選びやすいように全てモール型をピックアップしました。
順番は以下のとおりです。
- US Amazon(アメリカ・アマゾン)
- eBay(イーベイ)
- Tmall:天猫(テンマオ)
- Walmart Marketplace(ウォルマート・マーケットプレイス)
- Shopee(ショッピー)
- Lazada(ラザダ)
プラットフォームごとに、モール型のタイプ(マーケットプレイス・テナント)や費用など概略を説明します。
すでに輸出ビジネスを始めて、ある程度の結果がでている人も、今後ビジネスの規模を広げる際に参考になるでしょう。
1. Amazon
Amazonはアメリカで最大のシェアと売上を誇るECプラットフォーム。日本からもセラー登録ができて、アメリカの市場で商品を販売する輸出転売が有名ですよね。
物流倉庫に在庫を預けて、ほとんどの作業を自動化できるFBAサービスを利用できます。
1-1. Amazonのプラットフォームのタイプ
Amazonはマーケットプレイス型であり、厳しい審査などはなく個人・法人で出品可能です。
1-2. 費用
扱う商品のカテゴリーで変わりますが、売上金額のおよそ15%が販売手数料になります。
FBAサービスを利用すると、別途料金がかかります。料金は以下のとおりです。
- 大口出品:月間登録料が毎月4900円
- 小口出品:月間登録料は不要、ただし、販売する商品ごとに配送料が99ドルかかる
セラーの手数料について詳細を知りたい場合は、Amazon seller centralでチェックできますよ。参考:Amazon出品サービスの手数料|Amazon
1-3. 会員数
2022年6月時点で、アメリカのAmazonプライム会員数だけで約1億7,200万人。アメリカ国内のEC市場の約50%のシェアを誇ります。
Amazonは流通額を公開していません。しかし、推計では2020年の流通額は52兆7,655億円、2021年は約66兆8600億円といわれています。
流通額とは、ECサイト内でバイヤーが購入した商品やサービスの売上合計を金額です。市場規模を把握する際の指標となります。
流通額が大きいほど、取引が活発なプラットフォームといえるでしょう。
2. eBay
eBayは世界最大のインターネットオークションサイトであり、海外版のヤフオクのようなものです。
オークションサイトとなっていますが、取引の大半が定額販売。全世界190カ国以上に進出していますが、北米で最も浸透しており、次にヨーロッパでの認知度が高いです。
オーストラリアではAmazonより取引が活発というローカルな事情もあり、国によってはeBayのほうが有利なプラットフォームになる場合もあります。
2-1.eBayのプラットフォームのタイプ
Amazonと同じくマーケットプレイス型であり、個人・法人問わずにアカウント作成ができます。
売上を振り込むPayoneerのアカウント作成が完了すれば、出品可能です。
2-2. 費用
eBayの手数料は以下のように複数あり、扱う商品のカテゴリーによってもパーセンテージが異なります。全体でおおよそ販売価格の15~20%を目安にするとよいでしょう。
- 出品手数料
- 落札手数料
- 海外決済手数料
- 月額ストア費用
詳しく知りたい場合は、eBayのWebサイトで確認できますよ。参考:料金について|eBay
2-3. 会員数
eBayの会員数は1.38億人以上と言われています。流通額は、2020年度が約9.3兆円、2021年度が約10.3兆円以上となっており、右肩上がりで伸びています。
3. Tmall:天猫(テンマオ)
T-mall (天猫:テンマオ)は、アリババグループが運営する中国最大のB to C プラットフォームであり、中国国内で50%以上のシェアがあります。
同グループが運営する「淘宝(タオバオ)」も有名です。違いは、淘宝はC to C で個人間取引のため、メルカリに近いプラットフォームといえるでしょう。
天猫(テンマオ)は法人が個人に商品を販売するため、粗悪品やコピー品が少ないとされます。
3-1. T-mallのプラットフォームのタイプ
T-mall (天猫:テンマオ)はテナント型であり、本来は中国国内に住所などがないと出店者になれません。
しかし、代行業者に依頼すれば、条件をパスすることができます。
3-2. 費用
T-mall (天猫)は法人向けプラットフォームのため、個人で負担するには費用が高額です。支払うのはテクノロジーサービス費用と保証金です。
テクノロジーサービス費用(年間使用料)は、出品している品目で3万元(約51万円)または6万元(約102万円)に設定されます。
保証金は以下の3つから選びます。
- 5万元(約90万円)
- 10万元(約175万円)
- 15万元(約260万円)
保証金は、出店者が違反行為を行なった場合にT-mall (天猫)と消費者に支払われる違約金の代わりです。
その代わりに、販売手数料は0.5~5%と低めに設定されています。取引の多い衣類や化粧品であっても4~5%です。
3-3. 会員数
中国のプラットフォームの最大の魅力は、その会員数です。月間アクティブユーザーは7.11億人と圧倒的です。
流通額は、2020年度で55兆7,419億円(推定)とされています。平均取引単価が低いとされる中国ですが、取引件数の量は桁違いに多いプラットフォームといえるでしょう。
4. ウォルマート・マーケットプレイス
ウォルマート・マーケットプレイスは、実店舗で長らくアメリカNo.1だった小売業です。Amazonに対抗すべく、2007年にECプラットフォームを展開しました。
出店できるのは厳選された企業のみであり、承認されるためには高品質な商品を安価に提供し、一流のカスタマーサービスを備える必要があります。
しかし、審査をパスできれば競争相手が少ないのと、抜群の知名度で取引ができます。
4-1. ウォルマート・マーケットプレイスのプラットフォームのタイプ
テナント型のプラットフォームです。表向きには日本向けに募集はしていませんが、代行業者を利用すれば申請が可能です。
法人のみであり、審査は厳しいものの、日本企業で少しずつパスする企業が出始めています。
4-2. 費用
ウォルマート・マーケットプレイスは、初期費用や月額費用は一切かからないプラットフォームです。代わりに商品取引ごとに手数料を支払う仕組みです。
手数料はカテゴリーによって異なり通常は15%ほどです。参考:Referral Fees – Walmart Marketplace
4-3. 会員数
月間アクティブユーザーは約1億2,000万人と多く、老舗としてのブランドは健在です。
流通額は非公開ですが、2021年7月末までの売上は約62兆6,700億円と発表しています。参考:アマゾンが売上高でウォルマートを上回る | Business Insider Japan
5. Shopee(ショッピー)
Shopee(ショッピー)は、2015年にシンガポールで設立された新興の越境ECプラットフォームです。東南アジアで急成長を遂げており、ショッピングアプリダウンロード数では世界1位を獲得しました。
一般的なECモールのように、カスタマーサポートが問い合わせの対応をするのではなく、購入者が直接セラーに対してコミュニケーションを取る仕組みです。
そのため、使い勝手はメルカリに近いといえるでしょう。
日本語対応してくれるスタッフが在籍しており、運営に関して質問できる体制が整っています。
Payoneerの口座を登録する必要があるため、eBayの決済用にアカウントを作成していたら使い回せます。
2022年では、下記6ヵ国に出品ができます。
- シンガポール
- マレーシア
- タイ
- 台湾
- インドネシア
- フィリピン
そして、2ヵ国が追加される予定です。
現地の言葉がわからなくても、英語で以下の5カ国に出品できます。
- シンガポール
- マレーシア
- タイ
- フィリピン
- インドネシア
ただし、出品する国ごとに同じ作業を繰り返す必要があります。もし5カ国に販売したい場合は、5回出品作業を行わなければなりません。
5-1. Shopeeのプラットフォームのタイプ
Shopeeはテナント型のプラットフォームです。
今のところ個人でも参入可能であり、審査も比較的優しいようです。東南アジアをターゲットに輸出ビジネスをしたいなら、基準が厳しくなる前に審査をパスできるチャンスといえます。
5-2. 費用
出店者の獲得のため、初期費用と維持費が無料となっています。
販売時にかかる手数料はわずか1~2%です。
5-3. 会員数
後発スタートの越境ECプラットフォームですが、会員数はすでに6億人以上。2021年の流通額は約3兆8,000億円です。
今後の伸びしろに期待ができるプラットフォームといえるでしょう。
6. Lazada(ラザダ)
Lazada(ラザダ)は、Shopee(ショッピー)と同じく、東南アジア向けの越境ECプラットフォームです。
元は2011年にドイツのRocket Internet社が設立したサービスでしたが、2016年にアリババグループに買収され、東南アジア向けのプラットフォームとなりました。
展開しているのは以下の6ヵ国です。
- フィリピン
- シンガポール
- マレーシア
- タイ
- インドネシア
- ベトナム
最初はフィリピンのみに出店が限定されています。そこから一定の評価を得ると、他の国への出店が可能になる仕組みです。
在庫量に関係なく香港の物流センターに商品を預けるのがルールとなっており、日本で在庫管理はできません。
6-1. Lazadaのプラットフォームのタイプ
Lazada(ラザダ)もマーケットプレイス型で、出店者になるには審査があります。しかし、法人、もしくは個人事業主であればアカウント作成ができるため、本気で輸出ビジネスを始めるつもりなら参入できるでしょう。
6-2. 費用
出店費用は無料で、販売手数料は0.5〜12%です。
今後、展開する国や会員数が増えていったら変更される可能性があります。
6-3. 会員数
会員数は1.3億⼈ほどであり、Shopee(ショッピー)に比べると数は1/6ほど。2020年の流通総額は4,762億円です。
しかし、展開している6ヵ国はいずれも人口が増え、経済発展をしている国ばかりです。伸びしろは十分にあるプラットフォームといえるでしょう。
越境ECプラットフォーム比較でチェックするポイント
この章では、越境ECプラットフォームを比較する際に注目するポイントを紹介します。
内容は以下のとおりです。
- 商品と売りたい国の相性がよいか
- ノウハウを他国に使い回せるか
- 利用料はいくらか
プラットフォーム選びを間違えると、同じ労力や時間でも結果がかなり変わります。
慣れている、使いやすいだけで選ばないようにしましょう。
1. 商品と売りたい国の相性がよいか
国によってニーズや人気が異なるため、同じ商品でも売れ行きは異なります。扱う商品が売り込む国と相性がよいかリサーチを入念にしてみてください。
まだ認知されていない商品を売り込むのは、労力と手間がかかります。うまくいけば独占的に商品を売るセラーになれるかもしれませんが、努力で何とかなるものでもありません。
どんなに良い商品でも、売り込む国にニーズがないと売れないでしょう。
一方で、取り扱う商品を欲しがるバイヤーがいるなら、一定の売り上げが短期間に期待できます。
まずは、商品が売れやすい国を基準にしてプラットフォームを選びましょう。
2. 他国に横展開できるか
eBayやAmazonなどのプラットフォームは、国が変わってもシステムの使い勝手や仕組みはおよそ同じです。つつまり、リサーチのノウハウや、外注化した仕組みも使い回しができます。
出品や発送の段取りも共通点が多いため、取り扱う商品と言語が変わるだけで対応できるかもしれません。
プラットフォームを選ぶ際には、現在何ヵ国に展開していて、これからどこの国と取引ができる予定なのかチェックしておきましょう。
巨大市場を持つ中国のT-mall (天猫)なら、商品は売れやすいです。しかし、プラットフォームは中国国内のみに限定されています。
他の国に進出しようと思ったら、別のプラットフォームに慣れるところからスタートになるでしょう。
ですが、複数の国に展開しているプラットフォームなら、ノウハウを使い回して取引をする相手を増やしていけます。
3. 費用はいくらか
モール型の越境ECプラットフォームは、利用料が必ず発生します。手数料の割合を確認して、利益計算をしてからプラットフォームを選ぶようにしましょう。
利用料の把握を怠ると、商品が売れても利益がほとんど残らない「薄利多売」の輸出ビジネスになってしまうリスクがあるからです。
もちろん、プラットフォームの利用料が安いほうがセラーは利益追求ができます。
大抵の場合、プラットフォームの利用料は商品価格に上乗せするため、利用料が低ければ販売価格も安くでき、売れやすくなります。
売上に対して、何パーセントの利用料が発生するのか把握・比較してプラットフォームを選びましょう。
越境ECプラットフォームは横展開できるかで選ぼう
越境ECプラットフォームは必要に応じて使い分けるものです。
プラットフォーム選びに迷ったら、以下のポイントはチェックしてみてください。
- プラットフォーム自体に世界的な広がりがあるか
- 蓄積したノウハウを他の国にも使い回せるか
特に、これから輸出ビジネスを始めようとするなら、2つのポイントを考慮してプラットフォームを選びましょう。
プラットフォームを変える度に、ノウハウがリセットされると長期的に稼ぐのが難しくなります。
今の市場規模や知名度も重要ですが、これからの伸びしろにも注目しましょう。積み重ねたノウハウを他の国の輸出ビジネスに応用できれば、長期的に稼ぐのも難しくありません。
最近は、アプリでもプラットフォームが選べます。
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