【徹底考察】Amazon輸出を撤退する人が多い理由3選!売れる商品だけ選んでも儲からない原因とは
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【徹底考察】Amazon輸出を撤退する人が多い理由3選!売れる商品だけ選...
「Amazon輸出で撤退する人が多い理由は何?」
「これからAmazon輸出に参入すると失敗する?」
「Amazon輸出で儲からないのはどうして?」
せどり初心者
このような疑問にお答えします。
一時期、Amazon輸出で転売をするのが話題になりました。アメリカは市場規模も大きく、日本の数倍あり、国内よりも売れる可能性が高いように見えます。
ところが、2021・2022年頃からAmazon輸出から撤退する人が相次いでいるようです。
そこでこの記事では、Amazon輸出に関する以下の内容を紹介しています。
- 輸出で撤退する人が多い理由3選
- Amazon輸出が売れる商品だけでは儲からない3つのネック
- これからAmazon輸出に参入するなら必要な4要素
- Amazon輸出で撤退を避けられる4つのポイント
この記事の内容を参考にして、ご自身の転売ビジネスの方向性や課題を見つけるための材料にしてください。
なお、ブログに書けない更に詳しい転売のノウハウに関しては僕の無料マニュアルで濃い内容を配信しています。入退会は無料なのでお気軽に登録してみてくださいね!
Amazon輸出で撤退する人が多い理由3選
Amazon輸出で撤退する人が多い理由は、セラーの基準が厳格化したからです。
具体的には以下の3つの理由があるでしょう。
- 仕入れ先の厳格化と証明が必要になる
- 新規参入は激戦区にしか入れない
- 価格競争で利益が圧迫される
1つずつ説明しますね。
1. 仕入れ先の厳格化と証明が必要になる
Amazon輸出では、運営側から仕入れ先の証明を求められるケースがあります。正規の代理店として商品を扱っている場合は問題にはなりません。
しかし、メーカーを経由していない転売やグレーゾーンで仕入れていると、Amazonから調査が入った際にバレてしまいペナルティが課されます。
また、知的財産所有権の侵害をすると、メーカーがAmazonに申請を出すため、商品画像などを勝手に使い回した無在庫転売は、調査やペナルティ対象にされる可能性が高くなりました。そのため、正規のルート以外で仕入れをしている転売プレイヤーにとって、Amazon輸出はビジネスがしにくい環境になったといえるでしょう。
2. 新規参入は激戦区にしか入れない
Amazon輸出にセラー登録したばかりは、出品できる商品のカテゴリーが限定されています。
そのため、新規参入者は限定された商品カテゴリーで、他のセラーと競争することになるのです。つまり、初めから競争相手が多い激戦区で輸出ビジネスを展開するしかありません。
そして、激戦区で一定以上結果を出せると、他のカテゴリーに出品が可能になる仕組みです。
3. 価格競争で利益が圧迫される
Amazon輸出で誰でも扱える商品を出品すると、価格競争に巻き込まれて利益を出すのが困難になります。特に新規の参入者は不利になりやすいでしょう。
しかも、転売の新規参入者で、競合と差別化できる商品を初めから扱えるケースは少ないです。
そのため、出品カテゴリーを限定されるAmazon輸出では、初めから商品の値段を安くしないと売れない状態になります。そして、売れても利益はわずかという薄利多売の転売スタイルになってしまいます。
アメリカ市場は日本よりもバイヤーが多いため、輸出ビジネスがうまくいきそうです。しかし、Amazon輸出に関しては、大半のセラーは同じカテゴリーで似たような商品を扱うことになり、利益確保が難しいでしょう。
そのため、他のセラーが扱わない、扱えない商品を売らないと、最初から薄利多売で消耗してしまいます。
Amazon輸出が売れる商品だけでは儲からない3つのネック
転売ビジネスでは、売れる商品があればうまくいきそうです。
しかし、Amazon輸出では、売れる商品だけでは儲からない理由が3つがあげられます。
- アメリカまでの送料が高い
- Amazon経由で発送するなら大量在庫がいる
- アメリカ消費者の返品率が高い
1つずつ細かく見ていきましょう。
1. アメリカまでの送料が高い
日本国内でも遠い場所に商品を送ると送料が高くなります。それが海外となると桁違いに送料が高いです。
例えば、1kgの荷物をEMSでカルフォルニア州に送ると料金は3,700円です。
送料をセラー負担にすると、販売価格に上乗せする形になるでしょう。すると、値段が高くなり、今度はバイヤーが買いにくくなります。
そのため、高い送料をどうするのかが課題になります。自腹を切るか、バイヤー負担にするのか、どちらにしても転売ビジネスへの影響は大きいといえますね。
解決策としては、アメリカAmazonの倉庫に商品を預ける方法があります。アメリカ国内からの発送であれば送料は割安です。
2 . Amazon経由で発送するなら大量在庫がいる
アメリカAmazonの倉庫を利用して商品発送をすると、送料はアメリカ国内料金で安くなります。しかし、アメリカAmazonの倉庫を利用するには大量の在庫が必要です。
Amazonには「AmazonFBA」と呼ばれるセラー向けのサービスがあり、商品の保存・梱包・発送まで代行してくれます。ただし、大口在庫サービスに登録する必要があり、そのためには在庫を大量に持たないといけません。
そして、AmazonFBAの利用料は月額4,900円(税抜き)+販売手数料です。商品が売れても売れなくても固定費として支払いが発生します。
3 . アメリカ消費者の返品率が高い
アメリカの消費者の返品率は、日本に比べて高いです。また、Amazonでは返品手数料は100%セラー持ちです。
1件返品があるごとに1000~2000円の返品手数料が発生します。
返品された商品が再販できればいいですが、状態が悪いケースも珍しくありません。
つまり、Amazon輸出で商品が売れても、すぐに返品されて赤字になってしまう可能性があります。
ちなみに、アメリカの消費者の返品率は5~15%。しかし、あくまで平均であり、実際は30%以上とされています。
これからAmazon輸出に参入するなら必要な4要素
これからAmazon輸出で活躍したいなら、セラーに必要な4要素を紹介します。
内容は以下の通りです。
- メーカーから仕入れがある
- 運転資金がある
- 法人取引ができる
- 自社商品がある
転売ビジネスでスケールアップする際にも関係してくる内容のため、経験を積んだ転売プレイヤーも参考になるでしょう。
1つずつ説明しますね。
1. メーカーから仕入れができる
Amazonから仕入れ先の証明を求められても困らないように、メーカーから商品の調達ができるようにしましょう。
メーカーは、商品の転売に神経質になってきています。そのため、代理店契約などを結ぶか、卸売りサイトなどから仕入れるようにしないと、Amazon輸出をしてもペナルティの対象になってしまいます。
メーカーから直接仕入れができると、数量によっては値段交渉の余地もあるため、転売ビジネスの利益率の改善にもなるでしょう。
2. ある程度の運転資金がある
Amazon輸出では、しばらく利益が出なくてもビジネスに支障がでないぐらいの運転資金が必要です。資金が少ないと、毎月かかる送料や返品費用ですぐに資金がなくなって赤字になってしまうからです。
特に転売ビジネス初心者に多い自転車操業は、Amazon輸出は不向きといえますね。
また、メーカーから仕入れをする際に、ある程度の数量が購入できる資金的な余裕も必要です。
そのため、飲食店のようにしばらくの間、売上が全然なくてもビジネスを回せるだけの余剰資金がないと継続は難しいでしょう。
3. 法人取引ができる
商品仕入れでメーカーと代理店契約をする際は、法人のほうが信用されます。もちろん、個人事業主でも契約してくれるメーカーはありますが、法人のほうが有利です。
つまり、Amazon輸出に参入するなら、転売ビジネスを法人化できる規模になっているのが好ましいです。
個人と法人では、商品の仕入れができる範囲が変わりますよ。
4. 自社商品がある
Amazon輸出で商品の仕入れや価格の問題を解決するには、自社製品を持つことです。自社で開発した製品やOEM製品を販売できれば、自身がメーカーです。
仕入れ先の証明などを気にする必要はなくなります。
さらに、自社製品に独自性があって、需要もあるとAmazon輸出で高い利益を維持できるでしょう。
自社製品は作れないと思うかもしれません。しかし、僕たちが普段使っている日用品などを自社製品にすれば、手軽にスタートできますよ。
例えば、しゃもじ・箸です。これらにオリジナルキャラクターをプリントしたり、日本刀っぽくデザインしたものを試しに制作して販売したら、独自性の強い商品になるでしょう。
もちろん、類似商品がないか入念にリサーチする必要があります。
Amazon輸出で撤退を避けられる4つのポイント
Amazon輸出は簡単ではありません。しかし、転売ビジネスであることに変わりはありません。
Amazon輸出で失敗を避けられる4つのポイントを以下の順で紹介します。
- 潜在ニーズを発見できる
- コスト削減に励む
- リスク対応を考えてある
- アカウントを守るビジネスをしている
以上の4つのポイントは転売ビジネスをする上でも重要なものです。
Amazon輸出に参入する予定はなくても、転売スキルを上げるのに役立ちますよ。
1. 潜在ニーズを発見できる
まずは、ツールなどを使って、最近の流行りや売れている商品から市場を分析、潜在ニーズを発見できることです。
Amazonで売れている商品や人気商品は、ツールを使えば誰でも調べることができます。しかし、それは他のセラーの後追いです。
他のセラーの一歩先を行くには、ツールの得られた結果を分析して、傾向を見つけ出し、市場の潜在ニーズを発見することです。
高いツールを使う必要はありません。例えば「Keepa」は、GoogleChromeの拡張機能で無料です。
Keepaは、商品価格の推移が時系列でグラフ化されるものです。商品価格がどうなっているかわかるだけでも、ニーズがあるかないかが判断できます。
市場に隠れたニーズを見つけて、バイヤーの希望を満たせば差別化に繋がりますよ。
2. コスト削減に励む
利益を増やすのは商品を売ることだけではありません。コストを削ることでも利益率を上げることは可能です。
削れるコストとしては以下の2つがあります。
普段からコストの見直しと削減ができないかと方法を考えて、実行すると利益率の改善に効果があります。
転売ビジネスが軌道に乗ると、規模を大きくすることに集中しがちです。しかし、むやみに出品数を増やすよりも、売れない商品や利益率の悪いカテゴリーで転売をやめて、利益が出やすい転売に集中するのも転売ビジネス全体の利益を高めるコツですよ。
3. リスク対応を考えてある
Amazon輸出はビジネスの規模が大きくなりやすいため、ちょっとした変化で一気に赤字になる可能性があります。そのため、急な変化に対応できるようにリスク管理が必要です。
例えば、新型コロナウィルスの世界的大流行で、2020年のAmazon輸出のビジネス環境は数回にわたって以下のように変化がありました。
- 3月:FBAに送られる商品の受領を停止
(FBAとは、Amazonの管理する倉庫で商品を預け、梱包・配送を代行)
- 4月:国際郵便のアメリカ向けが受け入れ停止
- 6月:FBAで商品の受領が遅延
上記のような変化で、今までの方法で商品が発送できない自体に陥っても、他の方法で商品発送が可能なら、事態が良くなるまで耐えることも可能です。つまり、AがダメならBでという、他の発送手段や販売方法を構築しておくと、ビジネスをする上で余裕ができますよ。
4. アカウントを守るビジネスをしている
Amazon輸出に限ったことではありませんが、転売を継続する上で、大切なことはアカウントを守る事です。
アカウントがペナルティを課されないように以下の点に気を付けましょう。
- メーカーの権利を侵害しない
- グレーゾーンの商品を取り扱わない
- 怪しい中古品を販売しない
以上のように、運営から指摘された場合に問題にならないようにしておきます。ある程度ビジネスの規模や売上が大きくなってきたら、しっかりと対応しましょう。
Amazon輸出で失敗しないために転売スキルを上げよう
これからAmazon輸出に参入するなら、大量に在庫を抱えても売り切れるくらいの転売スキルが必要といえるでしょう。
転売スキルが十分にあって、これからスケールアップを目指すならAmazon輸出はおすすめです。アメリカの市場規模が大きいため、売り上げの桁も変わるでしょう。
しかし、副業でこれから転売をスタートするなら、僕がおすすめするeBay輸出ビジネスのほうがよいでしょう。
副業で転売を小規模から始められて、転売スキルもしっかりと鍛えることができますよ。
eBay輸出ビジネスについては関連記事「【グローバルに稼ぐ】eBayは個人輸出におすすめ!事前準備から儲かるコツまで徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
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