【5分でわかる】eBayとPayPalが紐付け(リンク)できない原因とは!使えなくなる理由と代わりの方法を紹介

「PayPalがeBayでリンクできなくなったのはなせ?」
「eBayにPayPalの紐づけは必要?」
「eBayでPayPalの使い道はあるの?」
せどり初心者
少し前までeBayを利用するにはPayPalの紐付けが必須でした。PayPalを使って商品代金の振り込みや手数料の支払いをしていたからです。
しかし、2021年の半ばからeBayの仕様変更があり、PayPalが紐付けできなくなりました。そして、仕様変更でPayPalの扱いも変わりました。
この記事では、eBayの仕様変更とPayPalの扱いについて以下の順番に説明します。
- eBayにPayPalが紐付けできない理由
- PayPalに代わるeBayの新しい決済サービス「Managed Payments」とは
- 【2022年時点】eBayと紐付けができなくなったPayPalの扱い
- PayPalとeBayのリンクの方法(旧仕様)
- すでにPayPalを紐付けている場合の使い道と注意点
これからeBayで輸出ビジネスをスタートする、もしくは既にeBayを利用している人それぞれに役立つ内容です。
この記事を参考にして、eBayの仕様変更に対応できるようになりましょう。

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eBayにPayPalが連携できない原因をサクッと解説
eBayは、数年前に独自の決済サービス「Managed Payments(マネージドペイメント)」を導入しました。
日本では、2021年半ばからManaged Paymentsへの移行が進められています。それに伴って、今まで必須だったPayPalのアカウントの作成、連携は必要なくなりました。
とはいえ、新しい決済サービスの導入によって、PayPalアカウントを持たないユーザーもeBayを利用できるようになったため、より便利になったといえますね。
PayPalの紐付けに代わるeBayの新しい決済サービス「Managed Payments(マネージドペイメント)」とは
ここからはeBay独自の決済サービス「Managed Payments」について説明します。
内容は以下の通りです。
- Managed Payments(マネージドペイメント)の役割
- PayPalの代わりにPayoneer(ペイオニア)アカウントと紐づけが必須
- 売り上げはPayoneerから銀行口座に送金
新しい仕組みで以前より便利になったといえます。しかし、同時に別の作業も必要になりました。
とはいえ、それほど複雑ではありません。1つずつ確認していきましょう。
1. Managed Payments(マネージドペイメント)の3つのポイント
まず、eBayに新しい決済サービスの役割を把握しておきましょう。
Managed Paymentsの役割を3つ挙げるなら、以下の通りです。
- 支払いの選択肢が広がった(合計8種類)
- eBayの手数料は売上から差し引かれる
- 管理画面の簡略化によってレポート・返金・クレームなどが1ヵ所で操作できる
新しい仕組みがどんなものかわからないと困りますよね。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.バイヤーが商品代の金支払いをする選択肢が広がった
Managed Paymentsの導入で、eBayは以前とは異なり、バイヤーの支払い方法の選択肢が増えました。
選べる支払い方法は以下の通りです。
- ビザ
- マスターカード
- ディスカバー
- アメリカンエキスプレス
- PayPal
- PayPalクレジット
- Apple Pay(eBayアプリ・モバイルWebサイト限定)
- Google Pay(eBayアプリ・モバイルWebサイト・デスクトップ経由)
PayPalを使ったことがない人でも、上記のなかに1つは普段から使用している支払い方法が含まれているのではないでしょうか。
つまり、eBayは新しい決済サービスの導入で、ネットで買い物をする人のほとんどが利用できるプラットフォームになったといえるでしょう。
2.eBayの手数料は売上から差し引かれる
Managed Paymentsの導入で、eBayの手数料は商品の売り上げから差し引かれるようになります。この仕組みのおかげで、セラーは取引が以前より楽にできるようになったといえます。
以前のeBayの仕様では、商品の手数料を自動的に支払う方法(Setting up automatic payments)と、その都度払い込む(Making a onetime payment)2つがありました。
自動的に手数料の支払う方法は、決められた期日に支払います。しかし、その都度手数料を支払う場合は、ユーザー側で手間が掛かり、ときどき「未払い」という問題も起こります。
Managed Paymentsは、バイヤーから支払った商品代金から手数料を差し引いてからセラーの売り上げとして積み上げがされていきます。
つまり、eBayの手数料を払った・払ってないという問題がなくなったといえますね。
3.管理画面の簡略化でレポート、返金、クレーム、異議申し立てが1ヵ所で操作できる
Managed Paymentsは、eBayユーザーにとって面倒な返金・クレームなど手間が掛かる作業を1ヵ所で処理できるようになっています。
そのため、以前のようにそれぞれの画面(クレーム処理用・問い合わせ用)をあちらこちらと探す手間が大幅に少なくなるでしょう。
2. PayPalの代わりにPayoneerアカウントの紐づけが必須
Managed Paymentsを使用するには、国際商取引決済サービス「Payoneer(ペイオニア)」のアカウントを作成し、紐づけが必要になります。
Payoneerのアカウント作成には書類提出と審査があり、時間がかかります。
まず、提出が求められる書類は以下の通りです。
- 身分証明:パスポートもしくは運転免許証(審査に時間がかかるためパスポート推奨)
- 住所書類:公共料金の領収書・銀行書類・住民票
アカウント作成はすぐにできますが、審査が終わらないとeBayと紐付けができないため、早めに書類提出を済ませましょう。
3. 売り上げはPayoneerから銀行口座に送金
以前はPayPalから売り上げを引き出す方法でした。しかし、Managed Paymentsの導入により、Payoneerが窓口となり、登録した銀行口座に売り上げが送金される仕組みです。
送金依頼をすると、2営業日以内に処理され日本円に換金される際に最大2%の為替手数料がかかります。
Managed Paymentsの全体の流れは以下の画像を参考にしてください。
Managed Payments登録については関連記事「【2022年最新】ebayマネージドペイメントとは?登録方法や流れを徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
【2022年時点】eBayと紐付けができなくなったPayPalの扱い
ここからは仕様変更されたeBayとPayPalの扱いについて、以下の順番で説明します。
- eBayのAccountページにPayPalと紐づける項目がない
- PayPalで商品購入はできる
必須だった紐付けが必要なくなったPayPalですが、全く使い道がなくなったわけではありません。
1. eBayのAccountページにPayPalと紐づける項目がない
これからeBayアカウントを作成する場合は、PayPalのアカウント作成や紐付ける必要はありません。
2022年時点で、eBayのアカウントページにあったPayPalと紐付ける項目もなくなっています。ただし、すでにeBayアカウントにPayPalの紐付けが済んでいるユーザーは、リンクが継続されています。
つまり、仕様変更後のeBayでは、新規でPayPalを紐付けることはできなくなっています。
とはいえ、支払い方法としてPayPalを選択可能です。
2. PayPalで商品購入はできる
商品ページや支払い方法を選択するチェックアウト画面でPayPalは選択可能です。つまり、支払い方法としてPayPalは使えます。
しかし、PayPalで通貨が異なった取引をすると、通貨換算手数料が発生(為替レートに4%を上乗せ)します。商品代金に手数料分が上乗せされるのを忘れないようにしてください(通貨を換金する必要のない取引ではかかりません)
【旧仕様】PayPalとeBayをリンクさせる方法
参考として、PayPalとeBayの紐付けをしていた方法を紹介します。
以前はeBayで商品を取引する場合にはPayPalに紐付けが必要でした。
そのため、新規でeBayアカウントを作成すると、同時にPayPalへの登録も必須となっていました。
こちらの動画で手順を説明しています。よろしければ御覧ください。
PayPalとの紐付けは複雑な手順はありません。手順は以下のようになります。
- eBayのトップ画面から「Paypal Account」の画面に行く
- PayPalに飛んだら、アドレスとパスワードを入力する
詳しく見ていきますね。
1. eBayのトップ画面から「Paypal Account」までの手順
eBayのトップページの右上「MyeBay」をクリック。もしくは左上の「Account settings」かでも「My eBay」画面に入れます。
続いて「Account」を選択し、タブの「Paypal Account」をクリック。
次に、右側にある「Link My Paypal Account」を選びます。
2. eBayからPayPalに移行
PayPalに飛んだら、ご自身が紐付けるPayPalアカウントのアドレスとパスワードを入力します。
アドレスとパスワードに間違いがなければ、PayPalの紐付けは完了です。
すでにeBayアカウントにPayPalを紐付けている場合の使い道と注意点
すでにeBayでPayPalの紐付けを済ませているユーザー向けの使い道と注意点を説明します。
内容は以下の通りです。
- しばらくは従来通りPayPalが利用できる
- Payoneerより手数料が割高になる
- Managed Paymentsへの移行に時間がかかる
1つずつ確認していきましょう。
1. しばらくは従来通りPayPalが利用できる
日本では、eBayのManaged Paymentsの移行が2021年半ばから開始されたばかりです。そのため、PayPalアカウントとeBayの紐づけが済んでいるユーザーは、従来通りPayPalでの代金の支払い・売り上げの引き出しが可能です。
ただし、eBayはManaged Paymentsで管理する方向で動いているため、いずれPayPalが使えなくなるでしょう。
まだManaged Paymentsへの移行をしていない場合は、早めに切り替えをしてください。
2. Payoneerより手数料が割高になる
新しくアカウント作成が必須になったPayoneerと比較すると、PayPalは手数料が割高です。
PayPalを使って売り上げの引き出しを行うと、通貨換算手数料と出金手数料の2つがかかります。しかし、Payoneerを経由して送金された場合は通貨換算手数料のみです。
2つのPayPal手数料について説明しますね。
個人間、もしくは商用取引で通貨が異なると、通貨換算手数料がかかります。この手数料は基本為替レートに4.00%を上乗せしたレートです。
(※同一通貨で取引をして換算の必要がない場合は、換算手数料はかかりません。)
PayPal出金手数料
引き出す金額が5万円以上だった場合は無料。しかし、5万円未満の引き出しは250円の手数料が発生します。
対して、Payoneerで売り上げを送金する場合、アメリカドルから日本円に換金がされる際にかかるのは、最大2%の為替手数料のみです。つまり、PayPalを利用すると、Payoneerより2倍近い手数料を払うことになるでしょう。
参考:ご利用のサービスから手数料をご確認ください。|Payoneer
3. Managed Paymentsへの移行に時間がかかる
Managed Paymentsに切り替えようとすると、Payoneerのアカウント作成の際に審査で時間がかかり、すぐには移行ができません。
あとで慌てないように、PayPalからManaged Paymentsに切り替えの準備を始めてください。PayPalが使えなくなってからManaged Paymentsに移行しようとすると、Payoneerの審査が終わるまで出品ができなくなる可能性があります。
eBayにPayPalの紐付けの必要なし!新しい支払い方法に移行しよう
eBayは、新しい決済サービス「Managed Payments(マネージドペイメント)」を導入して、PayPalとの紐付けが必要なくなりました。
紐付けが終わっている場合は、従来通りPayPalで支払いや出金はできます。しかし、eBayがManaged Paymentsに移行しているため、早めにPayoneerのアカウントを作成し、審査をパスして切り替えを済ませましょう。
これからeBayのアカウントを作る人は、Payoneerに提出が必要な書類を早めに用意してくださいね。
最後にManaged Payments登録については関連記事「【2022年最新】ebayマネージドペイメントとは?登録方法や流れを徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
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